シンガポールもリニューアル
大阪USJのゾンビイベントを導入

 以上、3つの新パークについて述べてきましたが、既存パークのリニューアルにも注目です。日本からも近いシンガポールのユニバーサル・スタジオが、拡張計画を進めています。その内容は、テーマゾーンを2つ新設し、大型の海洋博物館を建設。計1000室のホテル2軒も開業し、総投資額は45億シンガポールドル(約3700億円、19年の発表時レート)に上ります。

 新しい2つのテーマゾーンとは、「ミニオン・ランド」と、日本発コンテンツであるスーパー・ニンテンドー・ワールドです。さらに、大阪USJのビジネスモデルが導入され、ハロウィンシーズンに本格的なゾンビのイベント「ハロウィーン・ホラー・ナイト」が実施されます。

 これまで述べてきたように、日本発のコンテンツやビジネスモデルが、米国やシンガポールで着実に導入されています。今後は、大阪USJの得意技であるアトラクションの乗り物はそのまま、キャラクターを変更していくことでローコストかつリピーターを飽きさせない施策なども導入されると予測します。

 これらの積極的な投資により、ディズニーが不動の1位、ユニバーサルは万年2位という現状に風穴を開けられるかもしれません。それくらい、今のユニバーサル・スタジオの成長戦略には「本気」が感じられるのです。

参考文献
BBC「Universal hints at century-long plans for UK park」2025年4月24日

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「マリオカート~クッパの挑戦状」「マリオカート~クッパの挑戦状~」 Photo:Diamond