
「ひとりディズニー」に続いて、「ひとりUSJ」も流行っていることが分かりました。なぜ日本では、ひとりでテーマパークに行く人が増え、定着したのでしょうか。当事者のリアルな声をたっぷり紹介します。興味はあるけどやったことがない人、「おひとり様」や「ソロ活」市場を狙う企業は必見です。(明治大学経営学部兼任講師 中島 恵)
>>『「ひとりUSJ」が流行るワケ、ディズニーが廃止したお得な仕組みとは』から読む
「ひとりUSJ」は流行っている!
おひとり様客の反論を大公開
『「ひとりディズニー」は珍しくないのに「ひとりUSJ」が流行っていないワケ』、『「ひとりディズニー」拡大にウォルト・ディズニーもびっくり?背景に潜む「2つの格差」』の記事を出したところ、たくさんの反響をもらいました。
中でも驚いたのが、筆者のSNSアカウントに、「私はひとりでUSJに行っています」といったコメントが複数寄せられたことです。
そこで、SNSの質問箱の機能を使って「ひとりUSJの楽しみ方」を募ったところ、複数の回答を得ました。保有する年間パスポートの種類、どのくらいの頻度で行くのか、ひとりで何をして楽しむのか――興味深い情報がたくさん集まりました。
本稿では、ひとりでUSJを楽しむ人々のリアルな声、21事例を余すところなくたっぷり紹介します。ひとりディズニーを楽しむ人との共通点も見受けられました。
USJ:ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの略
年パス:年間パスポート「ユニバーサル・プライム年間パス・グランロイヤル」は除外日なし、4万8800円。「同・スタンダード」は除外日が約90日あり、2万1000円(いずれも大人、税込み)
インパ:インパーク、入園すること
ライド:アトラクション、乗り物
ショーパレ:ショーとパレード
グリーティング:キャラクターと握手や写真撮影をし、サインをもらうなど
クルー:USJのアルバイト
エンターテイナー:ダンサーやシンガーなど出演者
地蔵:地面に座ってショーパレの場所取りをしている人。動かないことからこの名称に
*質問箱設置期間:2025年2月12日〜28日、有効回答数21
*筆者がコメントを適宜要約。個人情報は聞いていない。