難易度の高いタスクに
優先的に着手するメリット
1:作業量や難易度の「全体像」を事前に把握しにくい
難易度が高いタスクほど、実際に着手するまでは全体像を正確に把握できないものです。計画段階でどれほど詳細に検討しても、実際に手を動かしてみないと「何が本当に難しいのか」「どの部分に時間がかかるのか」は見えてきません。
そのため、最初の数分から数十分でもよいので、できるだけ早めにタスクに取りかかることが重要になります。そうすることで、全体像やタスクの本質的な難所を早期に把握できるようになるのです。
2:初期段階での着手が「心理的な安心感」をもたらす
難易度が高いタスクを先延ばしにしていると、漠然とした不安が心の中で膨らみ続けます。一方で、少しでも早く取りかかることができれば、「タスクの大まかな輪郭」が見えることで心理的な不安が大幅に軽減されます。
心理的負荷が減ることで、ストレスや焦りから来る非効率的な判断やミスも防げるため、結果として生産性の向上にもつながるでしょう。
3:早期着手によって「修正の余地」が生まれる
難しいタスクでは、最初のアプローチが必ずしも正解とは限りません。早めに着手することで、後になってから戦略やアプローチを変更する余裕が生まれます。これにより、「このやり方では間に合わない」「想定していたよりも難易度が高い」と気づいたときに、十分な余裕を持って戦略を修正することが可能になります。
例えば、以前「1カ月以内にユーザーにインタビューを行い、自社サービスの課題を特定してほしい」という依頼をいただいたことがありました。この依頼を受けた当日に1時間の隙間時間が生まれたので、まずは思いつくままに以下のような項目を書き出してみました。
●インタビューの結果、どのようなアウトプットがまとまっていればよいか
●調査の仮説は何か
●仮説を確かめるためにインタビューで何を聞けばよいか
●どのユーザーに協力してもらえばよいか
このように整理した結果、「調査に協力してもらうユーザーの選定や、実際のインタビューの依頼については、カスタマーサポートの担当者に協力してもらったほうがよい。早めに相談しておこう」という気づきを得ることができ、関係者を巻き込んで効率的に動き出すことができました。







