デロイト気鋭の戦略コンサルタント・望月安迪氏が、最小の労力で最大の成果を生み出す「目的」起点の思考法を伝授。第5回目の動画では、仕事の成果に直結する「問題設定」の重要性を解説する。どれだけ優秀でも、解くべき問いを間違えれば成果は出ない。目の前の課題にすぐ解決策を考え始める人は少なくないが、それは本当に取り組むべき問題なのか?ビジネスで生き残るには、「問題解決」よりも「問題設定」を正しく行うことが重要だ。デロイトのトップコンサルタント・望月安迪氏が、「解くべき問い」を見極め、仕事の本質を捉えるための思考法を解説する。

「解くべき問い」を間違えれば、努力は無駄になる

 どれだけ努力しても、解くべき問いを間違えれば成果は出ない。

 間違った問題に取り組めば、時間もリソースも無駄になる。

 では、優れた問いとは何か?

 ヘンリー・フォードが「より速い馬」ではなく「自動車」を生み出し、産業を変えたように、正しい問いを立てることが新たな価値を生む。しかし、ビジネスの現場では、間違った問題を解決しようと全力を注ぐ人が後を絶たない。

 あなたは、本当に解くべき問いを見極められているだろうか?

 本動画では、成果につながる「正しい問い」の見極め方を解説する。

望月安迪(もちづき・あんでぃ)
1989年生まれ。飛び級で大阪大学大学院 経済学研究科 経営学・金融工学専攻修了。経営学修士(MBA)。2013年、デロイト トーマツコンサルティング(DTC)に参画。経営戦略策定・M&A案件を専門とするStrategy&M&Aユニットにも所属。ファーム内で数パーセントの人材に限られる最高評価(Exceptional)を4年連続で獲得、複数回の年次スキップを経てディレクター職に昇格。デロイト トーマツ グループ全体を対象とした「ロジカルシンキング」研修講師を担当、初年度で200名以上の受講生を受け持つ。著書『目的ドリブンの思考法』『シン・ロジカルシンキング』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)。