ただし、日常的に人と話す際はこれほど厳密である必要はありません。アイデアをぶつける最初の段階では、細切れに試してみることをおすすめします。(1)だけ、(1)から(2)まで、あるいは(3)までを他人にぶつけてみる。まずは問題意識や未来のビジョンに共感してもらえなければ、その先の詳しい解決方法や事業プランにはなかなか関心を持ってもらえないからです。

ポイント2 相手に伝わったか
どうかをしっかりチェック!

 あなたは当然、情熱的に、自分のアイデアを説明しますが、それがそのまま、短時間で相手に伝わっているかどうかをまずはチェックする必要があります。

 多くの人が商品/事業説明に必死になりすぎです。本当にそこが重要でしょうか?

 たとえばコールセンターに購入希望の人から商品についての問い合わせがきたのであれば、事業や商品の説明がピカイチにできればそれでいいと思います。

 でも起業家のみなさんはそれだけでいいのでしょうか?事業の内容やサービスがすべて決まっている時期でない場合、事業だけを話すより、もっといろいろな目的があるのではないでしょうか。

 特に起業の初期段階では、「この人を応援したい」「力になりたい」と思ってもらうことが重要です。人は事業のスペックや機能では心を動かされません。むしろ、起業家自身の想いや情熱に共感して動くものです。

 では何に気をつけて話をすればいいのでしょうか。まず、あなた自身の事業を始めた動機やパッション、そして事業でどのような未来が生まれるのか想像させることです。

 わかりやすさだけではなく、「あなたが伝えたいこと」が理解され、相手の心が動いているかどうかをチェックする必要があります。一度説明したら、「どう理解したか」「どこがポイントだと思ったか」「説明としてはわかりやすかったか」「どこがワクワクしたか」を、話を聞いてくれた相手に確認してみましょう。

ポイント3 アイデアに価値が
あるかどうかを尋ねてみる

 あなたが説明したい事業アイデアにはどのような価値があり、マーケットが存在するかを尋ねましょう。

 ここで注意したいのは、説明した後にネガティブな返事をもらったときの受け止め方です。自分の事業はやっぱりダメなんだと思い込む前に、まず説明の仕方に問題がなかったかを振り返ってみましょう。