相手から本音を引き出すためには、質問を工夫する必要があります。質問には大きく分けて3つのタイプがあり、それぞれを適切に使い分けることで、相手の真の考えを引き出すことができるでしょう。
オープンクエスチョン(広く聞く)
オープンクエスチョンは、相手に自由に答えてもらう質問です。これにより、予想していなかった視点や意見を得ることができます。
(例)
「このアイデアについて、どう思われますか?」
「改善した方がいいと思う点はありますか?」
「他の似たようなサービスとしては、どんなものをご存知ですか?」
このような質問は、相手の考えを制限せず、幅広い意見を収集することができます。
特に、アイデアの初期段階では、さまざまな視点を得るために有効です。
本質に迫ったアドバイスを
もらうために効果的なひと言とは?
クローズドクエスチョン(具体的に聞く)
クローズドクエスチョンは、「はい」「いいえ」で答えられる、または選択肢が限定された質問です。具体的な判断や意思決定を確認したいときに使用します。
(例)
「もし今すぐ使えるとしたら、使いますか?」
「月額○○円だったら、高いと感じますか?」
「友人にも勧めたいと思いますか?」
これらの質問により、相手が「本当に買うかどうか」「いくらなら払うか」がわかります。特に市場検証の段階では、このような具体的な質問が重要になります。
仮定質問(想像してもらう)
仮定質問は、相手に特定の状況を想像してもらい、その中での判断や行動を聞く質問です。これにより、相手の深層にある価値観や優先順位を知ることができます。
『HITOLOGY やりたい仕事を自分でつくる シリコンバレー発 自分を活かした「はじめて起業」』(堀江愛利、ディスカヴァー・トゥエンティワン)
(例)
「もしあなたがこのサービスをつくるとしたら、何を重視しますか?」
「理想的には、どんな機能があったらいいと思いますか?」
「(事業の目的や課題を話して)最もワイルドなアイデア(wildest idea)を出してみてください」
制約を取り払った質問は、相手の本当の願望や理想を知る上で非常に有効です。現実的な制約にとらわれない状況を想像してもらうことで、本質的なニーズや価値観を引き出すことができます。
起業家として本音を聞きたいのなら、きちんと自分から「私は厳しいアドバイスを受けられる起業家です。何を言われても傷ついたりしないタイプなので、オブラートに包まず、ぜひどんどん言ってください」と伝えることも、よりオープンに本質に迫ったアドバイスをもらうために効果的なひと言だと思います。







