『「職場で孤立する人」と「周りに助けてもらえる人」の決定的な差』
それを教えてくれるのが、400以上のチームを見て「人と協力するのがうまい人の特徴」をまとめた書籍『チームプレーの天才 誰とでもうまく仕事を進められる人がやっていること』(沢渡あまね・下總良則著、ダイヤモンド社刊)だ。「チームの空気が変わった」「メンバーとの関係性が良くなった」と話題の一冊から、「チームで結果を出すためのコツ」について紹介する。(構成/ダイヤモンド社・石井一穂)

「職場で孤立する人」と「周りに助けてもらえる人」の決定的な差とは?Photo: Adobe Stock

「仕事を抱え込む人」と「周りから助けてもらえる人」

 職場で、なぜかいつも一人で仕事を抱え込んでしまう人がいます。

「頼みにくい空気がある」
「相談しても広がらない」
「結局、自分でやるしかない」

 一方で、特別に優秀だったりするわけでもないのに、自然と周りから助けが集まる人もいます。

 この差は、スキルや成果の差ではありません。

 もっと手前の、人との向き合い方にあります。

孤立を生む正体は「リスペクトの欠如」

チームプレーの天才』という本では、その点についてこう書かれています。

心理的安全性が高い状態のチームには、ほぼ例外なく根底に互いへのリスペクトがあります。
――チームプレーの天才』(81ページ)より

 具体的には、下記の特徴があります。

・自分(たち)の「べき論」を一方的に押し付ける
・相手を下請け扱い、業者扱いする
・アイデアや手柄を横取りする
・役割を「偉さ」と勘違いする
・仲介者や目立たない人に感謝をしない
・感謝を受け止めず、謙遜しすぎる

 こうした「雑な関わり方」が積み重なると、周囲は少しずつ距離を取り始めます。

 結果として、「困っていても助けてもらえない人」になってしまうのです。

周囲に「無関心」な人が、孤立する

 一方、周りに助けてもらえる人は、仕事以前に人へのリスペクトを行動で示しています。

 先ほど挙げた「周囲から距離を取られてしまう人の特徴」と、逆の行動を示しているのです。

 それらは特別なスキルではなく、ただ、「相手を雑に扱わない」という姿勢です。

 さらに『チームプレーの天才』では、こうも述べられています。

とりわけ注意したいのが「無関心さ」
――チームプレーの天才』(84ページ)より

 職場で孤立し、周りの人に助けてもらえない人というのは、自分自身が周囲に興味を持たず、手を差し伸べようとしない人のことなのです。

 人は忙しすぎると目の前のタスクに没頭してしまい、周囲や他者に無関心になる生き物です。

 だからこそ、余白を創出し、様々な場や体験を増やし、対話力やリスぺクティング行動などの能力を磨き、相手を無駄に遠ざけないよう意識することが大切なのです。

(本稿は、『チームプレーの天才 誰とでもうまく仕事を進められる人がやっていること』の内容を引用したオリジナル記事です)