株価の乱高下に翻弄され、心が休まらない。
そんなあなたに、とっておきの本がある。「『金持ち父さん 貧乏父さん』以来の衝撃の書」と絶賛されている『JUST KEEP BUYING』と『THE WEALTH LADDER 富の階段』だ。いずれも全米屈指のデータサイエンティストが、日本人向けに投資の原理原則を書いた本だ。
今回は、令和の怪物的ベストセラー『お金の大学』の両@リベ大学長に大絶賛されている『THE WEALTH LADDER ウェルス・ラダー』について「今後一切のお金に関する悩みが消えた」と言うライターの小川晶子氏に緊急寄稿してもらった。(構成/ダイヤモンド社・寺田庸二)
Photo: Adobe Stock
どのくらいお金があれば十分か?
あなたは、「どのくらいお金があれば十分ですか?」と聞かれたら何と答えるだろうか。
毎月、あと10万円あればいい。
年収1000万円。
資産が5000万円くらいあれば安心できる。
人それぞれ思うところがあるだろう。
ただ、おそらく、「すでに十分あります」という人は滅多にいないのではないか。
世界一の富豪だったジョン・D・ロックフェラーは、当時「どれくらいお金があれば十分か?」と尋ねられ、「もう少しだけ」と答えたそうだ。
この話は、資産形成の戦略書『THE WEALTH LADDER』の中で紹介されている。
著者のニック・マジューリ氏は、成功するにつれ目標が拡大していくことを「終わりのない“もし~”」と呼んだ。
「もし、お金をこれだけ稼げたら満足できる」
「もし、これだけの資産を得られれば安心できる」
「もし、この資産レベルに到達すれば幸せになれる」
私たちはこう考えがちだが、実際にその目標に到達するとすぐに慣れてしまう。そして、さらにお金を増やそうとすることでこの問題を解決しようとする。
世界一の富豪でさえ、まだ十分でないと考えているのだ。
これでは永遠に満ち足りた幸せにたどりつけない。
終わりのない“もし~”から抜け出すには
マジューリ氏は「この悪循環から抜け出す方法は1つしかない。それは、お金以外の人生の側面に目を向けることだ」と言っている。
たとえば、自由時間や余暇時間を増やし、楽しむことで幸福度は上がる。
79か国のデータを分析した研究では、「国民が仕事より余暇を重視する国では、国レベルでも個人レベルでも主観的な幸福度が高い」ことが明らかになっているそうだ。
富の階段を登れば、幸福度は高まるが……
『THE WEALTH LADDER』は、現在の資産がいくらあるかによってレベル分けをし、資産レベル別に富を築く戦略と注意点を解説している本である。
レベル1からレベル6まで、階段を登るように資産を増やす考え方がわかりやすく整理されているのが特徴だ。
ほとんどの人にとって、資産を増やすことは幸福につながる。
お金が増えれば、自分のためだけでなく、他人のために使うお金も増える。
お金そのものから幸福を得るというより、お金を使うことで幸福感を得られやすくなる。
ただ、「お金が増えるほど幸せになれる」というわけではない。不幸になる人もいる。
本書の第11章は「お金で幸せは買えるか」がテーマだ。データサイエンティストである著者らしくデータを引きながら、また、さまざまなエピソードを交えてこのテーマについて語っている。この章を読むだけでも面白い。
お金と幸福について考えてみたい人は、ぜひ手に取ってみてほしい。
(本稿は、『THE WEALTH LADDER 富の階段』に関する完全書き下ろし特別投稿です。)











