クリエイターも使っている
「伝え方」と「断り方」の正解
鋭い感性を持っていても、他人とそれを共有できなければ、ただの妄想です。
妄想に埋もれず、自分のアイデアや企画をきちんと人に伝えるプロフェッショナルが、広告を作り出すクリエイターたち。
そんな彼らが気をつけている気配りの微差が存在しています。
【Scene5:先輩や上司に報告をするとき】
×相談をした後、「結果報告」をした。
○相談をしたうえで、「途中経過」を何度も報告した。
→先輩や上司の立場からすれば、「その後どうなったか」が気になるもの。不慮の事故を防ぐためにも、こまめに途中報告をしたほほうがいいでしょう。
【Scene6:「嫌いな相手」からランチに誘われたとき】
×「私、友だちと行くので」と断った。
○「ちょうど食べたばかりで」と断った。
→「ちょうど」を添えることで、「あなたと私は同じ考えだった」という親近感を与えつつ、上手に断ることができます。誘ってくれたことへの感謝の気持ちも伝わります。
トップセールスマンやカウンセラーが駆使する
「質問」と「謝り方」の正解
たったひとつの言葉と、たったひとつのしぐさで信用を勝ち取る職業の人がいます。それは、営業マンとカウンセラー。彼らは、「質問」と「謝り方」のプロフェッショナルです。
【Scene7:メモを取るときの筆記用具は?】
×「赤ペンだけ」でメモを取った。
○「主に黒ペン」でメモを取った。
→「赤入れ」という言葉があるように、一般的に「赤字(赤ペン)」は、修正する際に使うものです。赤ペンだけでメモを取ると「あなたの意見を否定・修正します」と思われてしまうかもしれません。
【Scene8:相手が怒っているとき】
×相手が興奮しすぎていて、謝罪の「アポが取れなかった」。
○相手が興奮しすぎていたので、
「アポを取らず」に、いきなり出向いた。
→相手が興奮状態のときは、アポを取るのは逆効果です。何も言わずにかけつけたほうがいいでしょう。会ってもらえなければ、簡単な置き手紙だけでも置いておきます。