子どもの宿題サポートから始まった事業が拡大
最初の事業は、子ども向けの宿題サポートがメインだった。そのうち、駐在員や帯同している奥さま方から、英語を教えてほしいという依頼が来るようになる。法人からも依頼が来て、日本とアメリカのビジネス文化の違いも教えることになったという。
Boston Nattoの初代パッケージ拡大画像表示
さらにコロナ禍で、ビジネスがオンラインに移行したことで、ボストンだけでなく日本からも依頼が増え、多くのクラスを開くようになる。
外部のインストラクターを雇い、多い時で60分のクラスを週9個運営。彼女は、採用など人事に注力するようになったという。
コロナ禍は既存ビジネスの機会を増やしただけでなく、彼女に新たな出合いを作った。
コロナ禍に、趣味で発酵食品作りにハマりはじめたのだ。キムチ、みそ、ヨーグルト、コンブチャ、ザワークラウト、そして納豆――。
納豆は大豆を水に浸けてから圧力鍋で蒸し、納豆菌を振りかけて発酵させて作る。アメリカでも手に入る納豆用の大豆を買ってきて、水につけ、一晩置いてから、パンを発酵する電化製品を使って作り始めた。
しかし最初は納豆特有のネバネバが足りなかった。
大学で生物学を専攻した彼女は、サイエンスのアプローチで改善を試みる。まず浸す水を変え、次は蒸すときの温度、発酵させる時間、ほかにも湿度や空気量などを少しずつ調整していく。
こうした改善を1年ほど続けて、ようやく満足できる味を実現した。これを自分だけで食べるのはもったいないと感じ、家族や日本人の友人に食べてもらいはじめた。「豆が大きすぎる」「食感が硬い」といった感想を受け、さらに改善を繰り返し、ようやく「これ売れるよ!」という声をもらえるようになる。
2023年3月、本格的に納豆屋、Aya's Culture Kitchenをオープン。「Boston Natto」という納豆の販売をスタートさせた。







