カナダとトランプ米政権が言葉の応酬を繰り広げている。カナダのマーク・カーニー首相が、米国の経済的・軍事的な強圧外交に対抗する中堅国の新たなモデルを打ち出そうとしていることが背景にある。カーニー氏はこの1週間で、米国の最大の戦略的ライバルである中国との貿易紛争を解決。さらに、スイスで開催された世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)での演説を通じ、大国による経済的威圧に立ち向かうため、より小さな国が団結すべきだと呼びかけた。こうした動きは、トランプ政権の「いじめ」と受け止められている行為への模範的な対抗策として、国内外で喝采を浴びた。折しもドナルド・トランプ米大統領は、デンマークが自治領グリーンランドを米国に譲らなければ報復すると欧州を威嚇していた。