夫婦でもコンビでも
「親しき仲にも礼儀あり」
さて。
親密なコミュニケーションである。
「親密なコミュニケーション=居心地の良さを維持しようとするコミュニケーション」
だと思っている。
具体的に言及する。
宇治原さんとの会話は普段は敬語である。
もちろん高校の時はタメ口で喋っていた。
仕事をするようになり、30代ぐらいからだろうか。
敬語で喋るようになった。
別によそよそしくなったわけではない。
言いたいことはこうだ。
「親しき仲にも礼儀あり」
あまりにも長い間一緒に過ごしていると、関係性がなぁなぁになってくる。
夫婦間でもそうではないかと思っている。
長い間関係を続けようと思っているならば、「親しき仲にも礼儀あり」が必要最低限ではないかと思っている。
たとえば、タクシー。
宇治原さんと2人で乗る機会が多い。
座席の真ん中ぐらいの足元にぽこっとなっている部分はないだろうか?
あれには、2人とも足をかけない。
それぐらいの軽いことではあるが、積み重ねとは大切なものである。
話を戻す。
敬語でコミュニケーションを取ると、やはり言葉遣いが丁寧になる。
ちなみに、私は仕事関係者には年齢に関係なく敬語を使うようにしている。
敬語を使うからといって、仲が悪いわけではない。
芸人のコンビにしては珍しいぐらい仲が良いと言われている。
楽屋でもずっと喋っている。
ただ、移動時間も含めてずっと喋っているわけではない。
もちろん、無言の時間もある。
みなさんが怖いのは無言の時間ではないだろうか。
長年ずっといると、無言の時間が絶対に存在する。
避けては通れない時間である。
この時間を苦痛ではないと思えるようになるのには、なかなかの鍛錬が必要になってくる。
コミュニケーションの難しいところは無言である。
無言の時間が苦痛。
だから、先陣を切って会話を始める。
人として素晴らしい行為である。
ただ失敗をしてしまうことはないだろうか?
なんとか絞り出した会話である。
無言から逃れたいためだけにした会話。
盛り上がらないことが間違いなしの会話である。
ある程度無言に慣れると強い。
必要以上に会話をつなげようとしなくなるからである。







