Photo:SANKEI
「この仕事は天職だろうか」。そう自問したことのある人は少なくないはずだ。長嶋茂雄は、現役時代も監督を退いた後も、人生の中心に野球を置き続けた人物である。天職を生き抜いた長嶋の言葉を手がかりに、仕事が「ワーク」から「プレー」へと変わっていく過程をたどっていく。※本稿は、臨床スポーツ心理学者の児玉光雄『長嶋茂雄 永久に心を熱くする言葉「積極果敢」で生きる80のヒント』(清談社Publico)の一部を抜粋・編集したものです。
自分の仕事が天職かどうか
見極める3つの要素
全く未知のことを勉強していても、
どこかで野球界につながる。
過去のシーンを思い浮かべ、自分を慰めながら
少しずつ気持ちの切り替えをやっているのだが、
野球以外に能力もないし、やっぱり野球が好きなのだ。
どこかで野球界につながる。
過去のシーンを思い浮かべ、自分を慰めながら
少しずつ気持ちの切り替えをやっているのだが、
野球以外に能力もないし、やっぱり野球が好きなのだ。
(『野球は人生そのものだ』)
――監督を退任していた12年間に考えていたことを語った言葉
長嶋のような天職にありつけた人間は、理屈抜きに幸せ者である。現役時代はもちろん、監督時代も、長嶋の脳内には、つねに「野球」に関する膨大な量の情報やイメージが渦巻いていたはずだ。
もし、あなたの仕事が天職かどうかを見きわめたかったら、以下の3つの要素について考えてほしい。
(1)それはあなたが得意としているスキルを駆使できる仕事だろうか?
(2)それはあなたが夢中になれる仕事だろうか?
(3)それは満足できる報酬があなたに支払われている仕事だろうか?
この3つの質問にすべて「はい」と答えられたら、それはあなたにとって天職である確率が高いといえる。「はい」が2つなら、残りのひとつの質問に「はい」と答えられるような環境に変えることに努めたら天職になりうる。







