そして、このような感想タイプの言語化は、「自分のなかの言語化」や「他人に対する言語化」のステップを踏んでいただくことで、ゴールまでちゃんとたどり着けるでしょう。
一方、説得タイプの言語化の目的は、「思いを伝えたうえで相手の心を動かす」ことです。「心を動かす」と言っても、感動させるとかそういうことではなくて、そのほとんどは「行動を起こす」とか「考え方や選択を変える」というレベルで動かそうという話です。そういう意味では、より大きいミッションだということもできます。
だから、説得タイプの色が濃いときには、別の工夫や戦略が必要になるわけです。
考えてみると、自分の思いを率直に伝えられればそれでOKという場面って、実は意外と限られていませんか?SNSやブログが支持されるのも、それができる貴重な場所だからなのでしょう。
つまり、いい・悪いは別として、日常生活のなかでは「説得タイプの言語化」が求められる場面のほうが圧倒的に多いんですよ。
相手をほめるときは
細かく具体的に言語化する
相手をほめたりしかったり、フィードバックすることも、それによって相手に自信をつけてもらったり、やる気を出してもらったり、あるいは行動を改善してもらうことが目的であるという意味では、「説得タイプの言語化」の一種だと言えるでしょう(もちろん単純に伝えたい!という「感想タイプ」のときもあると思いますが)。
このときも、いくつか注意すべき点があります。
まずは、ほめる場合です。やるべきことは、細分化です。
「すごいね」「優秀だね」などという一般論で語っては相手の心には響きません。すごいと感じた点、優秀だと感じた点を具体的にあげることが大切です。
たとえば、がんばっている後輩をほめたいときは、
・プレゼン資料に最新のデータをきちんと反映させていた
・展示会の準備をスケジュール通りにきちんと進めてくれた
・新人の仕事のフォローを積極的にやってくれた
など、「良かった行動」や「良かった言葉」などを細かく具体的にあげていきましょう。







