「中道」は公明党支持者に刺さったが
若い世代にはわかりにくい
増田 お釈迦様がそういうことに苦しみ悩みながら悟りを開いたというところから来ているのが、この中道という言葉で、そもそも公明党の支持母体は創価学会という仏教系の宗教団体だから中道という言葉がやっぱりその人たちに響くわけですよね。
公明党の支持者たちは立憲民主党と公明党が一緒になることに対してどう思っているのか、という話を専門家の人に聞いたら、公明党支持者の人たちは「中道を目指すんだ」と説明されたら、「じゃあ頑張ろう」という風になったと言ってました。
だからそれぞれの政党の人たちが目指すところをきちんと表現しているのが中道という名前に象徴されていて、こういう形になったということなんですよね。
池上 こう説明を受けるとなるほどとなるかもしれませんけど、ただ、若い世代からすると「なんだかよく分からない」「おじさん2人で何するの」「イメージ悪い」ってそういうところもでてきますよね。
創価学会票の流れと高市人気
差し引くとどうなるのか
増田 イメージアップはね、今後努力する必要があるかもしれませんけども、「そもそも公明党と立憲民主党には政策の対立点があったんじゃないか」という意見と、「創価学会の票がこれまで自民党を支えていた部分があったけれども、それがどうなるのか」という問題、この2つの問題があります。
池上 これまで公明党は自民党と連立を組んで野党の立憲民主党といろんなところで激しく対立していたわけですよね。それが突然一緒になっていいのかということにもなります。
また、これまで小選挙区では自民党の候補者に対して公明党の票、要するに創価学会の票が1万票から2万票くらい入っていたんですね。それでギリギリ当選してきた自民党の候補者が大体20人ぐらいいます。
その1万票から2万票の票がなくなって、さらに立憲民主党という対立候補に入れると最大で4万票が動いてしまう。
さらに多くの自民党の議員が小選挙区で落選する可能性と、その一方で、高市人気で比例代表で自民党と名前を書く若い人は増えるのかもしれない。差し引きするとどうなるのかが今本当に読めなくなっていますよね。
増田 分からないですね。だから選挙は面白いんじゃないかなっていうような気もしないでもないですけれど。
池上 選挙ってやっぱりどうなるか分からないところに魅力があったり、面白さもある。この選挙によって日本の行く末も決まってくるわけですから、ぜひ注目して欲しいなと思いますね。







