2026年1月26日、日本記者クラブ主催の党首討論会で高市早苗首相(右、自民党総裁)に質問する中道改革連合の野田佳彦共同代表。 Photo:JIJI
2月8日(日)に投開票が行われる衆議院議員総選挙。投票前に知っておきたい、選挙のウラ側をジャーナリストの池上彰さんと増田ユリヤさんが詳しく解説する。
※本稿はYouTubeチャンネル「池上彰と増田ユリヤのYouTube学園」の「なぜ今、高市総理は解散総選挙に踏み切った?「中道改革連合」は情勢を左右するのか?2026年衆議院選挙をわかりやすく解説!」の一部を抜粋・編集したものです。
自民党としては
単独で過半数を取りたい
増田 いよいよなのか、それともやっぱりなのか。なぜ今、高市政権は解散総選挙に踏み切ったのでしょうか。
池上 常識的に考えますと、今年は4月から新年度予算が始まりますから、3月中に予算を成立させて、4月になってから解散総選挙があるのかなと思っていた人も多かったはずです。それがまさか、国会冒頭解散という、新年早々の総選挙です。びっくりした人、多かったんじゃないでしょうか。
増田 そうですね。一体どうしてこういうことになったのか、そこを見ていきたいと思います。これまでの議席の動きを振り返ると、自民党は少数与党になっていました。そのため、自分の党だけでは法案を通すことができない状況が続いてきたわけですよね。
池上 そうですね。これまで連立を組んでいた公明党が、連立政権から離脱して、自民党としては本当に困った状況になった。そこで日本維新の会と連立を組むことになりました。
ただ、維新と連立を組んでも、実は過半数の233議席に届かなかったんです(自民党196議席、維新34議席、合計230議席)。そこで維新を離党した議員などを迎え入れて、ようやく233議席にしたんですね。
現在はかろうじて過半数ですが、自民党としては単独で過半数を取りたい。予算や法案を通すためには、やはり自民党の議員を増やしたいわけです。
そこで「高市人気がある今なら議席を増やせる。今がチャンスだ」と考えたのだろう、ということですね。
増田 高市さんの人気はずっと高いですよね。
池上 はい。メディアによって差はありますが、支持率はだいたい70%を超えている。非常に高い支持率です。実は自民党は新年早々、こっそり世論調査を行ったんです。
増田 こっそり世論調査なんてできるんですか?
池上 できます。自民党と名乗らず、世論調査会社が「世論調査をします」という形で行うんです。自民党の調査だと分かると、反発して答えない人も出ますからね。自民党って実はひそかに世論調査会社に頼んで定期的に世論調査をしているんですよね。







