2025年12月31日、北京で開かれた中国人民政治協商会議全国委員会の新年茶話会で演説を行う中国の習近平国家主席 Photo:ABACA PRESS/JIJI
軍事演習を
繰り返す中国
池上 中国は2025年12月29日から30日にかけて、台湾周辺で大規模な軍事演習を行いました。日本の外務省は「台湾海峡で緊張を高める行為だ」と懸念を表明しています。
増田 高市早苗首相による存立危機事態に関する国会答弁以降、中国は「日本が再び台湾に軍事介入しようとしている」と過敏に反応しています。一方で中国は軍事演習を繰り返しています。
池上 12月6日にも沖縄本島南東の公海上で軍事演習が行われました。その際、空母「遼寧」から発艦した中国軍の戦闘機による航空自衛隊の戦闘機へのレーダー照射が行われたとして日中間の新たな懸念材料になっています。
韓国軍レーダー照射問題と
決定的に違う理由
増田 自衛隊OBの方の話では、レーダーを照射された側の緊張感たるや、かなり張り詰めたものがあるそうです。
池上 「ロックオンされるのは銃の引き金に指をかけて、こめかみに突き付けられたようなものだ」と評するコメンテーターもいましたが、照射されたレーダーは攻撃用の火器管制用ではなく、捜索用ではないかと指摘されています。
自衛隊としては中国の軍事演習で戦闘機が空母から何回の発着を行ったかなどの性能や練度を見たい。だからこそ、中国が演習を行っている地域に接近し、スクランブルをかけた。それを中国は嫌がったという事情もありそうです。







