でも、仕事に使える時間は無限ではありません。「儲ける」ためには、かぎりある時間の中でどれだけ新しい価値を生み出せるかが勝負になります。

 とくにいまの社会は変化が激しいので、じっくり時間をかけて「完璧」を目指している余裕はありません。そもそも、自分の考える「完璧」は大局からみればこだわる必要のない点かもしれません。

 あるいは、「完璧」にとらわれているうちに、時機を逸してしまうかもしれない。そういう意味でも、スピードを上げる必要がある。量を増やしたほうが、「儲ける」チャンスを逃さずにつかむ確率が高まります。

 サッカーでも、打ったシュートがすべてゴールに入るわけではありませんよね?「絶対に決めなければいけない」と思ったら、チャンスが来ても慎重になってシュートができません。決まる可能性が低くても、積極的にたくさんシュートを打ったほうが、得点の確率は高まるでしょう。

 それと同様、与えられた課題を「完璧」にこなすのが「仕事のできる人間」ではありません。たとえ仕上がりから6割の出来であっても、スピードが速ければ修正する余裕もできます。完璧主義は生産性を落とすことにしかならないと思ってください。