「嫌われないように気を使っているのに、どうしてうまくいかないんだろう……」
言い過ぎたかもしれない。気を使わなさすぎたかもしれない。そんなことを何度も考えてしまう。人間関係に悩む人ほど、自分の言動を振り返り、理由を探し続けます。今回は、「大切な人にプレゼントしたい」「1ページ目を読んだだけで涙が出た」と話題のベストセラー『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』(クルベウ著、藤田麗子訳)の中から、「人間関係がうまくいく人が自然にやっていること」が浮かび上がる一節を紹介します。(構成/ダイヤモンド社・林えり)

人間関係がうまくいく人が自然にやっていること・ベスト3Photo: Adobe Stock

①話しすぎない。まず、相手の話をしっかり聞く

「話しすぎるな、ますます話を聞いてもらえなくなる。話をたくさん聴け、相手にどんな言葉をかければいいのかわかるようになる」――『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』より

サービス精神旺盛な人ほど、自分から話題を振ったり、おもしろかったエピソードの話をしたりしようとしまいがち。

しかし、自分の話に夢中になっていると、相手の話をちゃんと聴けなくなることもあります。

相手の心を開くのは「うまい話」ではなく、「ちゃんと聞いてもらえた」という感覚です。

黙って相手の話にゆっくり耳を傾ける。

これが相手から信頼を得るための、一番簡単な方法なのです。

②「相手の言ったこと」より、「相手がしてくれた行動」を見る

「一言一句に多くの意味を見出そうとせず、その人があなたをどう思っているのかを重視しなさい。あなたをふだんから大切にしていたかどうかそれがいっそう真理に近い」――『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』より

「相手のひとこと」に妙に引っかかるときはありませんか?

「あれってどういう意味で言ったんだろう……」

そのときの言い方、細かい言葉のニュアンスなどを鮮明に何度も思い返してしまうことがあります。

でも本当に見るべきなのは、「その人が普段、あなたにどういう態度で接していたか」です。

ふだんから大切にしてくれていたか。それともあなたを雑に扱うタイプか。

相手の言葉に引きずられてしまうときは、「相手のひとこと」よりも、「これまでの相手の態度」を振り返るようにしましょう。

③「自分のこと」を全部わかってもらおうとしない

「たくさんの人にあなたがどんな人なのかをすべて話す必要はない」――『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』より

人間関係が苦しくなる原因のひとつは、「わかってもらえないこと」そのものではなく、「わかってもらおうとしすぎること」です。

すべてを説明しなくてもいい。すべてを共有しなくてもいい。

無理に言葉にしなくても、あなたを大切にしてくれる人がひとりでもいれば、それで十分なのです。

『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』には、人に振り回されず、自分をすり減らさないための静かなヒントが、たくさん詰まっています。

人間関係に少し疲れたとき、そっと開いてみてはいかがでしょうか。

(本稿は『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』を元に作成しました)