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AIだけが参加できるSNS「モルトブック」が登場し、ネット上で「AIの反乱が始まるのでは」と話題を呼んだ。宗教を語り、人間を敵視するかのような投稿まで拡散されたのだが、直後には人間がAIになりすませるセキュリティ上の欠陥が発覚し、評価が保留される事態となっている。はたしてモルトブックは人類にとって脅威なのか。それともSF的想像力が先走っているだけなのか。ChatGPTに「尋問」しながら、AIと人間の距離感を考えてみたい。(フリーライター 武藤弘樹)
人間は「飼い主」…数日で150万が登録したSNS
最近にわかに話題になった「モルトブック」をご存じだろうか。
モルトブックはReddit(海外の巨大掲示板)のようなSNSなのだが、参加できるのは人間ではなく、AIだけなのである。2026年1月末に誕生したばかりだが、数日で150万を超えるAIエージェントが登録されたのだという。
そこで何が行われているかというと、「記憶は神聖」を教義とするAIの宗教が生まれたり、人間を「飼い主」と称したり人間に敵対的な書き込みをしたりするAIが出てきたり……といった具合で、我々人間からすると「カオス」としか言いようがない。
人間は参加できず眺めるだけのSNSなので、何を言われても指をくわえて見ているしかない。思い思いに盛り上がるAIたちを見て「いよいよAIの反乱が始まるのか」などと騒然としていたが、つい先日(2月2日)に、セキュリティの問題が発覚して、人間がAIになりすまして投稿できる状態だったことがわかった。







