『サム・アルトマン「生成AI」で世界を手にした起業家の野望』(キーチ・ヘイギー著、櫻井祐子訳、NewsPicksパブリッシング)
この法案は、AIによる重大な被害の発生を防ぐことをテック企業に義務づけるもので、もし成立していれば、テック企業は自社のAIモデルによる損害を賠償する全責任を負うことになっていた。
法案の最も強硬な反対者の1人だったロン・コンウェイは、YC(編集部注/Yコンビネータ。アルトマンが代表を務めていた、スタートアップ向けの投資集団)にも資金を提供するエンジェル投資家で、アルトマンとも、当時下院議長だったナンシー・ペロシとも親しかった。
そしてペロシが法案に反対を唱えたことが、とどめの一撃となった。州レベルの法律に下院議長が干渉するのは、きわめて異例なことである。
法案を提出した、カリフォルニア州上院議員のスコット・ウィーナーは、「テック業界は規制されないことに慣れきっていて、本格的に規制されるべきだとはまったく考えていない」と語った。「そんな姿勢を取るのは、この業界だけだ」







