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先日、急激な人口減少を続けていた東京都が、10年ぶりに出生数増加に転じる見込みが明らかになった。その少し前には、ネット上で、「今の45歳〜49歳(もう産めない)女性、4割が一生に1人も子どもを産んでいない(略)この380万人が10年後に60歳になった時、敬いたい人がどれくらいいるだろうか」という投稿が話題になっていた。これに対して、「産まなかったんじゃない、産めなかったんだ」「産んでいない女性は敬えないのか」といった反論も起きている。日本の少子化の原因を、現在45~55歳の団塊ジュニア世代から氷河期世代が「人口のボリュームゾーンだったのに再生産しなかった」ことに求める人は少なくない。この世代の女性たちはなぜ産まなかった、あるいは産めなかったのか。(コラムニスト 河崎環)
「産む・産まない」で測られる女性の価値
子どもを産まなかった女性は、尊敬に値しないのだろうか。子どもは産んだ、けれど「自分では育てなかった」人はどうだろうか。自分では産まなかったけれど子どもを育て上げた人に対しては、どうなのだろうか。
総じて、産まない性である男性は「まだ産める」とも「もう産めない」とも評されないし、子どものあるなしで人間的尊敬をそこまで云々されないものだが、女性には今もそれがついて回るようだ。







