僕だったら働かないぞ。それなのに、なぜ働くのだろう。
あの投資家も起業家も
「やりたい」から仕事をしている
それは僕たちが働く理由が、本当は生活のためじゃないからである。何度も書いているけれど、仕事とお金は関係がないのだ。
例えばマイクロソフトの創業者ビル・ゲイツは巨大な企業をつくって莫大な財産を手に入れたあと、慈善団体を立ち上げて運営している。発展途上国の医療や教育、水の衛生環境が向上するなど、世界中の困っている人たちを支援する団体だ。
ゲイツは、もう働かなくてもいいのに、会社勤めをするよりも、もっと忙しい日々を送りながら、世界を少しでも良くしようと動いている。
同じようなことをしている人は他にもいる。アメリカの投資家ウォーレン・バフェットは、自分の財産の大半を慈善活動に使うと決めていて、いろいろな団体への寄付を続けているし、Facebook 創業者のマーク・ザッカーバーグも、自分の財産の多くを「社会に還元する」と宣言して、教育や科学研究への支援を行っている。
僕の考える仕事とは、お金をもらうためにするものではなく、世界に何かを付け加える行動、ほんの少し世界を変える行動のことだ。その意味で、彼らがやっているのは、まちがいなく仕事だ。お金をもらうかどうかは関係ない。だってお金はもうたっぷりもっているのだから。
大金持ちたちが、発展途上国にワクチンを届ける仕組みを作ったり、読み書きを学べない子どもたちのための学校を建てたり、気候変動に取り組む研究者を支援したりするのは、もちろん生活のためじゃない。それをやりたいからしているのだ。できるからしているのだ。
仕事を通して得られる
人との「つながり」
お金をたくさん持っている人は、たいていのことが自由にできる。旅行でも買い物でもやりたい放題だ。
僕は大金持ちになったことがないから、本当のところは分からないけれども、たぶん何でも自由にできると、そのうち飽きてしまうのだろう。僕だって飽きるのかもしれない。







