経営こそ、園長先生の大事な役割です。現場で子どもたちと向き合うことと、園全体を運営することは、全く別の専門的な知識や時間が必要です。現場の面倒を見る片手間で、お金の計算や、先生たちの働くルール、新しい先生に来てもらうための工夫など、園を続けるための専門的な仕事をすべて完璧にこなすのは、至難の業といえるでしょう。

 以前は、「保育園が突然なくなるなんて、起きるはずがない」と思われていました。しかし近年、「保育園が急に閉園する」というニュースが後を絶ちません。保育園が増えて待機児童問題が解消したのは大変良いことですが、保育園側は経営にもしっかり目を向けないと、保育現場を守れない時代に変わったのです。そして、その点を保護者も意識した方がいいいでしょう。

保護者が園選びで絶対に見るべき点は?

 では、保護者は何を確認すればいいのでしょうか。ヒントになるのが、「園長先生がしょっちゅう現場にいるか否か」です。園長先生がいつも現場にいると一見とても安心ですよね。でも、見方を変えると、こんな懸念点も出てきます。

・園を運営する大事な仕事に、時間を使えていない
・先生たちを育てたり、相談に乗ったりする時間が足りていない
・園長先生がいないと、何も決まらない園になっている
・園長先生がひとりで頑張りすぎて、疲れ切っている

「園長先生がよく見てくれる保育園」は要注意なワケ写真はイメージです Photo:PIXTA