「聴覚優位」な部下へのマネジメント活用法
このタイプは、マネジャーの伝え方一つで、最強の右腕にも、批判的な評論家にもなります。彼らの能力を最大限に引き出すポイントは以下の通りです。
➊指示出しは「順序」と「理由」を明確に
彼らは「とりあえずやってみて」という指示を嫌います。「なぜやるのか(目的)」「どういう手順でやるのか(プロセス)」「いつまでやるのか(期限)」を、言葉ではっきりと伝えてください。感情論ではなく、論理的な整合性が取れていることが、彼らが動くための燃料になります。
❷議論や対話を大切にする
彼らは「音(言葉)」でのコミュニケーションを好みます。メールだけで済ませるよりも、電話や対面でじっくり話をしたり、議論を交わしたりすることを好む傾向があります。「君はどう思う?」と意見を求め、その論理を聞いてあげるだけでも信頼関係は深まります。
➌褒めるポイントは「知性」と「スキル」
彼らを褒めるときは、「頑張ったね」という精神論や、「いい笑顔だね」という外見への言及はあまり効果がありません。
●「今回のプレゼン、構成が非常に論理的で分かりやすかった」
●「君の知識の深さにはいつも助けられるよ」
●「その分析スキルはチームの武器だね」
●「君の知識の深さにはいつも助けられるよ」
●「その分析スキルはチームの武器だね」
このように、知性、話し方、学歴や資格、専門スキルといった「知的な要素」を具体的に褒めることで、彼らのプライドとモチベーションは大きく刺激されます。
論理を受け止め、信頼を築く
「理屈っぽい」と敬遠されがちな彼らですが、それは「物事を正しく理解したい」という誠実さの裏返しでもあります。
マネジャーが彼らの「論理(ロジック)」を尊重し、丁寧に言葉を尽くして向き合えば、彼らはその高い分析力と言語化能力で、チームの課題を解決してくれる頼もしい存在になるはずです。
※本稿は、『伝え方ひとつで部下が動き出す 上司の「コミュ力」大全』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。









