最後に勝敗を分けるのは
「運」や「人間性」
大谷が高校1年生のときに、「ドラフト1位指名8球団」という目標を達成するための「目標達成シート(曼荼羅チャート)」(下の図参照)を作成した話は有名ですね。
中心の目標を達成するための要素として、「体づくり」「スピード160キロ」「人間性」「メンタル」など8つを挙げ、それぞれについて、それを達成するために必要な行動などを8つ挙げています。さて、ここでクエスチョン!
ヒント この大谷の行動は、アメリカでも絶賛されました
答え ゴミ拾い
同書より転載 拡大画像表示
大谷は、こんなことを言っています。
「勝つか負けるかの微妙なラインは、『人間性』や『運』などの微妙なところで左右されると思う」
つまり、実力や、勝とうと思う気持ちの強さが同じなら、最後はその人の持っている人間力とか運の強さが勝負を分けると……。
「運の大切さ」を知っているからこそ、大谷は、「運を高める行動」を、「当然のように」実践しているのです。
大谷が作成したマンダラチャートを見ると、野球に関する体力や技術に関する要素のほかに、「人間性」「メンタル」、そして「運」という3要素が含まれていて、いかにも大谷らしいと感じます。
他人を思いやる態度は
結果的に自分のためになる
そのなかの「運」を高める行動のひとつが「ゴミ拾い」です。
「なぜ、グラウンドに落ちているゴミを拾うのか?」と聞かれたとき、大谷は、こう答えています。
「他人が落とした『運』を拾っているんです」
中国には、「陰徳あれば必ず陽報あり(人知れず善行をする者には、必ず良い報いがある)」という言葉があります。
誰も見ていなくても、ゴミが落ちていたら拾ってゴミ箱へ。人は見ていなくても、神様はちゃんと見ていて、そういうことをやる人間を「えこひいき」してくれるということです。
『大谷翔平はなぜ、壁を越えられるのか?仕事にも人生にも効く大谷イズム・クエスチョン57』(西沢泰生、光文社)
「運」の要素のなかに、「審判さんへの態度」が含まれているところも大谷らしいですね。
大谷が審判のジャッジに対して、目の色を変えて猛抗議する……と、そんな場面を見たことがある人はいないはず。たとえ明らかなミスジャッジに対しても、軽く笑みを浮かべながら、「えっ、今のがですか?まいったな~」という表情をするのが大谷ですよね。抗議をして、運を落とすくらいなら、「審判さんも人間だから、ミスジャッジのひとつくらい仕方ない」という思いなのかもしれません。
これを私たちに当てはめれば、「上司や周りの人たちへの態度」でしょうか。あなたは、周りの人に、「あからさまな不満顔」を見せたりしていませんよね。
この、大谷流、「運」の引き寄せ方。真似できるところはどんどん真似して、自分の運気を高めましょう(蛇足ですが、私も「ひそかなゴミ拾い」を真似しています)。







