そもそも大谷が、プロ入り2年目のこの年から、ランナーがいないときでもセットポジションで投げるようになった(ランナーがいないときは、盗塁の心配がないので、ピッチャーは大きく振りかぶってワインドアップモーションで投げるのが一般的)のは、部屋にいるとき、スマホでダルビッシュの動画を見ていて、「ふと、ひらめいて真似してみた」のがきっかけ。
真似から入って、自分に合うように修正して、この年の2ケタ勝利(最終的には11勝)につなげました。
自分を成長させるには
まずは真似から始めてみる
大谷が「真似をする」のは、もちろん、ピッチャーだけではありません。
大谷自身が、こう言っています。
「いいバッターの(「この球をこうやって打つのか」という)反応を見るのは、自分のバッティングの参考になりますから、どうしても興味を持っちゃうんですよね」
大谷は二刀流であるがゆえに、ピッチングのときには「相手バッターの反応ぶり」、バッティングのときには「相手ピッチャーの投球術」を、それぞれ、自分のバッティングやピッチングの参考にできるというわけです。
この「真似する」ということ。ビジネスでもプライベートでも、効率よく自分を成長させたいときに、とても有効な方法です。
たとえば、営業なら、社内で売上ナンバーワンのエースの売り方を観察する。可能なら、お客様先に同行させてもらって、営業トークを見せてもらう。そして、その営業トークと自分のトークを比較。分析して、良いと思う部分は、どんどん真似をする。そうすれば、成長への大きなヒントになるはずです。
もちろん、真似と言っても、そっくりそのまま使うだけでなく、大谷のように、自分に合った形にアレンジしてみることも大切です。
ちなみに、大谷は、一流選手の動画だけでなく、風邪で寝込んで練習できないときに、「去年の自分の投げ方」の動画を見ていて、改善すべき点を見つけたこともあるそうです。
セミナーの講師が、自分のセミナーの動画を見て、声の出し方や話すスピード、話しているときの所作などをチェックするように、自分の姿を客観的に動画などで見ることも、成長へのひらめきにつながります。







