ノーヒットノーラン中の
マウンドで考えていたこと
プロ野球の世界で、「史上初」を連発する大谷ですが、実は「記録」には、あまり執着しません。2015年、「WBSC世界野球プレミア12」(世界野球ソフトボール連盟主催の4年に1度の国際野球大会)の準決勝、対韓国戦で、そんな「記録」に対する姿勢を象徴する出来事が……。さて、ここでクエスチョン!
Q 「WBSC世界野球プレミア12」の韓国戦で、初回から6回までノーヒットピッチングが続き、「このままノーヒットノーランを達成するのでは?」という展開になったとき、大谷はどんなことを考えながらピッチングをしていたでしょう?
ヒント 大谷ならではの考え方でした
ヒント 大谷ならではの考え方でした
答え ヒットを打たれたとき、がっかりしないようにしよう。
『大谷翔平はなぜ、壁を越えられるのか?仕事にも人生にも効く大谷イズム・クエスチョン57』(西沢泰生、光文社)
この大会、実は、「『ここ一番の試合に弱い』という自分の欠点を克服する」という決意をもって臨んでいた大谷は、三振を奪ってマウンドで吠えるなど、闘志むき出しのピッチングを展開していました。そして、準決勝のこの韓国戦でも、初回からずっと全力投球で、6回までノーヒットピッチング。結局、7回の先頭打者にヒットを打たれて偉業達成はなりませんでしたが(試合も後続投手が打たれて逆転負け)、世間を驚かせたのは、試合後の大谷の言葉でした。
「(ノーヒットノーランが継続していたことは)わかっていました。だからいつかヒットを打たれたとき、こんなもんだろうと思えるだけの心の準備はしていました」
よく、パーフェクトピッチングをしていた投手が、ヒットを打たれた途端にくずれて打ち込まれることがあります。大谷はそれを恐れて平常心を意識したのです。
「ダメになっても落胆しすぎないように心の準備をしておく」。たった一度の挫折で、立ち直れなくなったりしないように、ぜひ、見習いたい姿勢です。







