『出世しない人は「研修を受けただけ」で満足。では、チームで評価される人は?』
それを教えてくれるのが、400以上のチームを見て「人と協力するのがうまい人の特徴」をまとめた書籍『チームプレーの天才 誰とでもうまく仕事を進められる人がやっていること』(沢渡あまね・下總良則著、ダイヤモンド社刊)だ。ビジネスがより複雑になっている現代は、個人の知識やスキルだけでは限界があり、他者との協働はもはや必須となりつつある。「チームの空気が変わった」「メンバーとの関係性が良くなった」と話題の一冊から、「他者と協力して結果を出すためのコツ」について紹介する。(構成/ダイヤモンド社・石井一穂)
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研修直後に言いがちな“あの言葉”
研修やセミナーから戻ってきた人が、こんな言葉を口にしていませんか。
「いい勉強になりました」
「刺激を受けました」
「学びが多かったです」
もちろん悪いことではありません。
でも、それで終わってしまう人が少なくないのも事実です。
資料はフォルダに保存され、数日後には日常業務に埋もれていく。
そして周囲からは、こう見られてしまう。
「結局、何が変わったの?」
出世しない人は、“体験したこと”で満足してしまうのです。
評価される人は「学び」を言葉にして共有する
チームで結果を出すコツをまとめた書籍『チームプレーの天才』では、こう指摘されています。
体験を共感に、そしてチームや組織の資産に変えるには、次のような内容を、体験した当事者がまず言葉にしてチームに共有し、そしてチームメンバーと対話しましょう。
――『チームプレーの天才』(206ページ)より
評価される人は、研修を「受ける」で終わらせません。
その体験で得た学びを言葉にして、チームに共有するのです。
・どんな問いが芽生えたのか
・自分たちのチームに置き換えると何が言えるのか
・足りない能力や文化は何か
こうした問いを立てながら、体験を“自分ごと”から“チームごと”へと拡張していきます。
カギは「未来の話」をすること
さらに『チームプレーの天才』では、こう続きます。
このとき、未来の話をしましょう。単なる所感や「いい勉強になった」では不十分。「(多様な)体験なんてして何になるの?」「だったら、目先の手を動かす仕事に集中しなさい」と、体験に対するネガティブな感情がチームに増幅されかねません。その体験を、自身やチームや組織のこれからにどう活かすか。すぐにでなくても、将来どのような意味をもたらし得るか。これらをチームで話し合い、体験に意味や意義を添えましょう。
――『チームプレーの天才』(207ページ)より
ここが決定的な差です。
出世しない人は「体験の感想」で終わります。
ですが評価される人は、体験から得られた「未来の可能性」を語るのです。
その姿勢が、「この人はチームの資産を増やしている」と周囲に認識され、評価されるのです。
(本稿は、『チームプレーの天才 誰とでもうまく仕事を進められる人がやっていること』の内容を引用したオリジナル記事です)







