やりたいことはとくにない。毎日ただ仕事・家事をしているだけであっという間に1日、1週間、1ヵ月が過ぎている。「私の人生、このままでいいのか?」――そんなふうにふと、人生を立ち止まりたくなった人におすすめの1冊があります。書籍『人生アップデート大全――停滞した自分を変える66の習慣』(池田貴将著)は、「世間から見た成功」ではなく「自分にとっての成功」を軸に、1度きりの人生を心から満足のいくものにするための1冊です。本書の発売を記念して、本書より一部抜粋・再編集して紹介します。
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「やりたいこと」がない=新しい一歩を踏み出すサイン
人生の歯車が少しずれたように感じるとき、多くの人が口にするのが「最近、やりたいことがない」という言葉です。
これは停滞のサインであり、同時に新しい一歩を踏み出すタイミングでもあります。
「心の底からやりたいことが見つからないし、それをやっていないから停滞を感じるんだ」と考えているわけです。
やりたいことはどうやったら見つかる?
では、やりたいことを見つけるにはどうすればいいでしょうか?
ある日突然、雷に打たれたように、「やりたいことがわかる」ことを想像する人もいます。
実際、作家の村上春樹さんは、著書『職業としての小説家』(スイッチ・パブリッシング)で、ある日野球を観戦していたら、ふと「そうだ、僕にも小説が書けるかもしれない」と思ったというエピソードを述べています。
他にも同様の体験をした作家の方もいるようです。
しかし、神の啓示のようにやりたいことが降りてくる人は少数派です。
トップ数%の人たちを調査し研究したブレンドン・バーチャードは、「トップの人たちは、ある日突然やりたいことが明確になったのではなく、毎日の中で、少しずつ明確にし続けている。今日もさらに明確にしている」と述べています。
「やりたいことがわかっている人」の共通点とは?
私の周りでもやりたいことに向かっている人たちは、やりたいことを書いた手帳やノートを持っています。
ホテルにチェックインするように、毎週のようにそのページを開き、書き加えたり、修正したりしています。1冊丸々やりたいことをノートにしている人も何人も見てきました。
彼らはその手帳やノートに、思いついたことや、学んで使えそうなことや、進めたいアイデアや、思っている疑問などをどんどん集めているんです。
すると、やりたいことの情報量が増えていき、精度が上がっていきます。
一方、「やりたいことがわからなくて」という人たちは、「わからない」というより、その手帳やノートがないんです。
途中まで考えたノートがあれば、次に開けばそこからまた考えられるのに、そのノートがないので、またゼロから考えなければならない。
これだと、穴の空いたバケツに水を入れるようなもので、まったく「やりたいこと」が深まっていかないのです。
やりたいことは「探す」ではなく、「深める」
1時間や1日でやりたいことが明確になるわけではありません。
やりたいことは「探す」んじゃない。「深めていく」んです。
まず「好奇心」があるものを大切にする。
たとえば、書店に行って「気になる本があった」ならそれが好奇心です。そこから始まります。
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実際に手に取ってみたり、調べてみたり、本に書かれていることをやってみたりして、それで満足したというものもあれば、もっと興味が出てきた、というものもあるはず。
これが、好奇心が「興味」に変わった瞬間です。
さらに、興味があることがあるなら、もっと時間とエネルギーを使って、調べる、やってみる、取り組んでいる人に聞いてみるなど、より深めていく。
そうすると、気づいたら興味が「情熱」に変わっているんです。
するとあなたの情熱の周りに、人が集まってくるようになります。
やりたいことは「ある・ない」で分かれるものではなく、日々の「深める」という積み重ねから生まれていきます。
小さな好奇心が、やがて情熱になり、情熱が道をつくる。
そうして、あなたの人生は静かに、でも確実にアップデートされていくのです。
(本原稿は『人生アップデート大全』の一部抜粋・加筆を行ったものです)










