人工知能(AI)開発の米新興企業アンソロピックがここ数週間、直近の300億ドル(約4兆6000億円)の資金調達ラウンドで出資者を募っていた際、意外な投資家に接触した。ドナルド・トランプ大統領の息子の1人がパートナーを務める親トランプ派のベンチャーキャピタルである1789キャピタルだ。事情に詳しい関係者によると、同社は何億ドルかの投資を検討した後、イデオロギー上の理由から投資を見送ることを決めた。同社の懸念材料には、アンソロピック幹部がトランプ氏を批判していたこと、バイデン前政権関係者数人を雇用していること、AI規制のロビー活動をしていることなどがあるという。アンソロピックは最終的に、ピーター・ティール氏のファウンダーズ・ファンド、シンガポールの政府系ファンドであるGIC、ヘッジファンド運営会社コーチュー・マネジメントなどの投資家から、望んでいた資金を問題なく調達できた。だが、要請が拒絶されたことは、アンソロピックが資金面での問題はないものの、政治的な問題が拡大していることを示している。
米国防総省とアンソロピック、「ウォークな」AI巡る対立激化
両者の対立は、米国の防衛複合体全体に衝撃をもたらす可能性がある
特集
あなたにおすすめ







