納期が目前の仕事は
追い込みが発生しがち
納期は、守るべきものです。
しかし、世の中には「無茶な納期」というものが存在します。
「通常の納期は1週間だけど、4日で仕上げてよ」
「普段の10倍の数量が必要なんだけど、いつも通りの納期でお願いしたい」
「大事なお客さんからの依頼だから、申し訳ないけど、今週中に対応してくれない?」
こういう依頼は先ほど述べた「不確定要素が多い仕事」です。そのため、時短勤務の人に振るのは避けるべきなのは言うまでもありません。
それに加えて、こういう仕事の依頼を、時短勤務の人が受けた場合には、即座にエスカレーション(報告)してもらうようにしましょう。
時短勤務を選んだ人は、採用当初からずっと時短勤務だったわけではありません。
多くの場合、通常勤務をしていた人が、何らかの事情で一時的に時短勤務になっているわけです。
従って「通常勤務の自分なら、問題なく対処できる」という感覚を持っています。
そういう感覚のまま、誰かからの「無茶な依頼」を受けて、自分一人で抱えてしまうと、想定する稼働時間内に仕事が終わらないリスクが高まってしまいます。
それを回避するためには、「どんな依頼が来ているのかを、常にマネジャーと共有する」ことを徹底するべきなのです。
マネジャーが時短勤務の人に
伝えておくべき大切なこと
時短勤務をする人は、単に言われた仕事をこなすだけでなく、「どういうリスクがあるのか」を意識することが求められます。
そして、マネジャーは、それをうまく伝えて、理解してもらう必要があります。具体的には、以下のような項目になります。
・あなたが予定通りに帰宅できないのは、会社として問題だから絶対に避けたい
・そのためには、あなたが抱えている仕事を、正確にマネジャーが把握する必要がある
・難しそう、無理そうということは、こちらで気付いたら、もちろん先手を打って対処する
・しかし、あなた自身も「これは、自分の時短勤務の制限内では難しそうだ」ということを、早々に検知して、伝えなければいけない
・私たちは、チームで仕事をしている。あなたが時間通りに帰宅するために、会社全体でサポートする必要がある
・「やりたい仕事だから」「興味がある仕事だから」と引き受けたものが、直前になって「やっぱりできませんでした」が一番マズい。早め早めに、アラートを上げることを意識してほしい
こうしたポイントを、時短勤務者にしっかり理解してもらえれば、「来週の仕事」あるいは「来月の仕事」を適切にコントロールすることが可能になります。
それくらい先の話であれば、チーム内で作業分担をコントロールすることもできます。
通常勤務者に仕事を振るときには
別の仕事を巻き取るようにする
もちろん、今回述べたような「不確実性の高い仕事」「緊急の仕事」は、通常勤務者にとっても面倒な仕事です。
こうした仕事を振り向ける際には、その他の仕事(納期がゆるい仕事、緊急性が低い仕事)を巻き取ってあげることも重要です。
可能であれば、そういう「余裕のある仕事」を、時短勤務者に振り向けることで全体バランスを取ることも目指したいところです。
マネジャーが持つ、最大の権限が「仕事の差配」であることを認識し、全体のバランスを取るようにしていきましょう。








