ちなみに結婚願望に関しては大きな変化は見られません。「結婚願望がある方だと思う」と答えた人の割合は、59.7%→60.0%と、横ばいにとどまっています。「恋愛がすべてではないが、結婚はしたい」ようです。

男女の比較で浮かび上がる
「若い女性の恋愛離れ」

 また、「異性の友達の数」について男女別のデータを見ると興味深いことに気づかされます。グラフは1994年と2024年の比較で、色が薄いものが1994年、濃いものが2024年。まず実線で示した男性の2本のグラフを見ると、全体として友人の数に大きな変化はありません。ところが、点線で示した女性では1994年から2024年にかけて「異性の友達がひとりもいない」と答えた割合が大きく上昇し、男性と同水準、なんなら少し上回る値となっているのです。

図表・異性の友達の数、図表・同性の友達の数同書より転載 拡大画像表示

 なお、同性の友人の数は男女ともに1994年と2024年の間で大きな変化はなく、分布もほぼ同じ傾向にあることから、変化が起きているのはあくまで「異性との関係」であるとみてよいでしょう。

 さらに、「若者調査」のデータを見てみると「デートをする相手がいる」と答えた人の割合は、全体で30年間で54.8%→32.7%にまで減少しています。

 前述の出生動向基本調査のデータをふまえると、1994年調査でデートをする相手がいる人たちのなかには、実際に恋人としてデートしているカップル以外に「友達以上恋人未満」のようなカップルが2024年調査に比べて多く含有されているはずです。そして男女別にみると、1994年は男性に比べて女性の方がデートをしている割合が高く60%を超えていましたが、近年では男女差はほとんど見られません(男性32.5%、女性32.9%)。