グレードは上級「Z」とベーシック「X」
Zは4WDとFWDで展開
e-ビターラのグレード展開は上級の「Z」とベーシックな「X」の2種。Zには4WDとFWDが用意されますが、XはFWDのみ。バッテリー容量はZが61kWh、Xが49kWhと、駆動方式ではなくグレードによって差が付けられています。採用モーターはZのフロントが128kW、Xのフロントが106kW。Zの4WDのリヤが48kWです。
筆者が今回、試乗したのはZで、4WDとFWDの2タイプに乗りました。ドライブフィールが良かったのは、ずばり4WDです。
4WDは定常走行時の前後駆動力配分が54対46に設定されていて、加速時には50対50、滑りやすい路面などでは70対30になります。つまり、どんな状況でもリヤの駆動力がゼロになることはなく、4WDの状態を保ちます。リヤから押されている感覚はもちろん、フロントタイヤが担う「曲がる」仕事がしっかりできていたのも好ポイントでした。
タイヤは自身がもつ性能を駆動力に使っていると曲がる力が低下し、曲がる力に使っていると駆動力が落ちます。このためFWDよりも4WDのほうが、フロントタイヤの曲がる力が大きく発生するので、しっかりしたドライブフィールとなる傾向です。
コーナリングでは駆動方式の違いによるフィールの差が大きく出ました。4WDのほうが若干ハンドルを切る量が少なくて済み、ハンドルを切った状態でアクセルを踏み込んでいった際の軌跡も安定していました。
一方のFWDは、4WDに比べて約100kgも軽いので動きに軽快感がありました。どっしりと落ち着いて走るのが4WD、素直で軽快に走るのがFWDといった印象です。
撮影用車両のXグレードのフロントまわり外観。タイヤサイズやホイールなどもZと同一 Photo by Y.M.
撮影用車両のXグレードのリヤまわり外観。Xグレードは2トーンルーフが設定されない Photo by Y.M.







