小渕優子氏小渕優子氏 Photo:Bloomberg/gettyimages

READYFOR創業の米良はるかと
東横イン社長の黒田麻衣子

 都内23区の南西部にある世田谷区成城。都内有数の高級住宅地として知られる。学校法人成城学園は幼稚園から大学院までその一角にあり、中学・高校は男女共学の一貫教育をしている。

 気鋭の女性経営者を2人、紹介しよう。

 米良(めら)はるかは、インターネットを通じて資金を集めるクラウドファンディングのベンチャー企業「READYFOR」(東京都千代田区)を2014年に日本で初めて立ち上げた。現在はその代表・CEO(最高経営責任者)だ。

 クラウドファンディングとは、インターネットを通じて群衆(crowd)から資金調達(funding)を行う仕組みだ。ネット上のプラットフォームにプロジェクトページを掲載し、賛同した不特定多数の人々から小口の資金を募る。READYFORは、そうした事業を幅広くサポートする企業だ。

 多くのプロジェクトに関わっているが、貧困、環境、災害、地域活性化、医療・福祉など、社会貢献型の企画が多い。支援金額が多かった例としては、「ぬるぬるのお引越」がある。大阪・関西万博での人気パビリオン「null2(ヌルヌル)」移設に支援金を募ったところ、25年10月1日から12月19日までの約2カ月半で約2億8000万円が集まった、という。

 米良は1987年生まれ。成城学園中・高校を経て、慶応大経済学部を卒業、同大大学院のメディアデザイン研究科修士課程を修了した。大学院在学中は米スタンフォード大でも学んだという。

 12年にはスイスで開催されたダボス会議に日本人として最年少で出席した。政府の各種委員会に呼ばれることもしばしばで、岸田内閣時代には内閣官房「新しい資本主義実現本部」の有識者となった。その会議では、メンバー15人のうち7人が女性だった。