◆職場の嫌な人に「振り回される人」のNG行動…心をスッと軽くする人間観察術
誰にでも、悩みや不安は尽きないもの。とくに寝る前、ふと嫌な出来事を思い出して眠れなくなることはありませんか。そんなときに心の支えになるのが、『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)。ゲイであることのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症――深い苦しみを経てたどり着いた、自分らしさに裏打ちされた説得力ある言葉の数々。心が沈んだとき、そっと寄り添い、優しい言葉で気持ちを軽くしてくれる“言葉の精神安定剤”。読めばスッと気分が晴れ、今日一日を少しラクに過ごせるはずです。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・斎藤順)

【精神科医が教える】嫌な人を上手にスルーする技術Photo: Adobe Stock

嫌な人をスルーするには「客観視」がカギ

今日は「嫌な人は◯◯だと思え」ということで、嫌な人を上手にスルーする技術についてお話ししたいと思います。私たちの周りには、嫌な人や許せない人、イライラさせられる人が存在するものです。しかし、物事の捉え方次第で、必要以上にイライラせずに済む方法があります。

それは、相手に対して「期待しない」ことです。そして、期待しないためにとても重要なのが、相手を「客観視する」ということ。「こういうキャラクターの人間が、そこに存在しているのだ」と認識することが、客観視の第一歩となります。

嫌な人は「ドラマのキャスト」だと思い込む

では、具体的にどうすれば客観視できるのでしょうか。ズバリ言ってしまうと、「相手をドラマのキャスト(配役)だと思う」のです。皆さんはドラマをご覧になりますか? 私は最近、民放の動画配信サービス「TVer(ティーバー)」で懐かしのドラマを見ておりまして、2000年のテレビドラマ『やまとなでしこ』(フジテレビ系)などを楽しんでいます。

どんなドラマにも、主人公とその相手役、友人役、そして必ずと言っていいほど「嫌な人」が登場しますよね。私たちがドラマを見ているとき、嫌な人が出てきたからといって「許せない! 嫌でしょうがない!」と本気でストレスを感じることは少なく、むしろその人がいることで物語が面白くなっていると感じるはずです。

本当にストレスでしかない存在なら、わざわざ敵役として出す必要はありません。ストーリーを面白くするために登場しているのです。これと同じように、私たちの人生というドラマにおいても、嫌な人は「そういうキャスト」なのだと思えばよいのです。

職場は舞台、嫌な相手は「配役」のひとつ

とくに職場などの人間関係においては、この考え方が役立ちます。こじれた親子関係などではシンプルにいかないかもしれませんが、それでも「親というキャスト」だと思えば、少しは許容できるようになります。

職場に嫌な上司や、許せない同僚がいたとしても、それはあくまで職場の中だけの人間関係です。「職場という舞台におけるキャスト」と考えれば、割り切りやすいのではないでしょうか。いつも寒いギャグばかり言ってくる上司や、少しハラスメント気味な上司も、「そういうしょうもないキャラクターのキャスト」として見るのです。

ご自身の好きなバイプレイヤーの役者さんを頭の中でキャスティングして、「この人が演じている」と当てはめてみるのもおすすめです。そもそも舞台が職場だけなので、そこから外れれば関係のない話になり、より「キャスト感」が出てやり過ごしやすくなると思います。