保護者は何を基準に選ぶべきか
ここまで子どもたちがiPhoneを欲しがる理由について解説してきましたが、保護者はiPhoneを買うべきなのか、それともAndroidを買うべきなのでしょうか。
まず、冒頭で触れた「iPhoneじゃないといじめにあう」という不安ですが、実際にOSの違いで深刻ないじめにあうことはほとんどないと考えていいでしょう。学生時代に「オンボロイドだとからかわれた」という20代男性もいますが、彼はそれでもAndroidを気に入っていたので使い続けたそうです。また、当時よりもAndroidのイメージはかなり向上しており、若年層の利用率も上がってきていると思います。
AirDropに関しては、確かに周囲に手間を掛けますが、それほど大きな問題ではありません。ただ、親しい仲間が自分以外iPhoneである場合もあるでしょうし、子どもが疎外感を感じるようであればiPhoneを検討しても良いと思います。
iPhoneの価格が問題であるなら、中古iPhoneという手もあります。最新iOS(現在はiOS 26)をサポートするiPhoneであれば、型落ちでも充分です。子どもたちも最新iPhoneに憧れはあるものの、iPhoneであれば受け入れるようです。
中古スマホショップを見てみると、iOS 26に対応しているiPhone 11は2万円台から、iPhone 13は5万円台からあります。中古でもiPhoneは高いと感じる人もいるかもしれませんが、逆にいえばリセールバリューが高いとも言えます。高校生までは中古で購入してあげて、成長したらそれを売って自分で購入する資金にしてもらうこともできます。
見守り機能は“親子でOSを揃える”がカギ
子どもにスマホを持たせる場合、「ペアレンタルコントロール」や「フィルタリング」について考慮しなければなりません。ペアレンタルコントロールとは保護者のスマホから子どものスマホを見守る機能で、フィルタリングはその中で不適切な情報に接触することを防ぐ機能です。ペアレンタルコントロールを設定すると、長時間利用や高額な課金などを防ぐことができます。Apple、Googleとも無料で提供しています。
親子で同じOSに揃えた場合、もっとも強固な見守りになります。親がiPhoneで子どもはAndroidにする場合、通知の遅れなどが起こるようですが見守りはできます。親がAndroidで子どもがiPhoneの場合は、ペアレンタルコントロールができないため、別途管理用のAppleデバイスを用意することも検討すると安心です。
子どもにスマホを持たせる際には、ご家庭それぞれの「スマホルール」を作成しておきましょう。親子でしっかり話し合って、納得できるルールを作成し、いつでも確認できるように紙などに記して壁に貼っておくことがおすすめです。
iPhoneとAndroid、どちらが優れているということはありません。OSごとの特性や管理機能の違いはありますが、最終的にはご家庭の方針や、周囲とのコミュニケーションに合うかどうかが正解を決めます。お子さんとじっくり話し合い、納得のいく選択ができることを祈っています。









