“なんとなく”で資格を取得するのはNG!
自分にとって必要か、稼げるかどうかを念頭に置いて選ぼう!
井戸 「教育訓練給付金」の制度で取れる資格は「一般」「特定一般」「専門実践」の3種類。「一般」は、簿記やITパスポートといった比較的取得が簡単な資格が多め。「専門実践」になると取得難度の高い資格や、受講期間が長い資格が多くなります。また、支給額の水準は「専門実践」のほうが高いです。
ザイゼン 「特定一般」や「専門実践」では、資格取得後に転職すると、支給額の上乗せがあるんですね(※「特定一般」では資格を取得し、受講修了後1年以内に就職した場合に、費用の50%が支給される。「専門実践」では同様の場合に費用の70%が、さらに賃金が5%以上上昇した場合に、費用の80%が支給される)。制度を利用するときの流れも知りたいです。
井戸 取りたい資格を決めたら、厚労省のホームページから制度の対象講座を探し、「一般」の講座であれば、そのまま申し込んでOK。「特定一般」や「専門実践」の講座であれば、申込前にハローワークでキャリア面談を受ける必要があります。そして、「一般」と「特定一般」は修了後に、「専門実践」は受講開始から6カ月ごとに給付の申請をします。申請は会社を通さないため、原則会社に知られることはありません(※賃金上昇に伴う追加給付の申請をする場合は、前職と現職の会社に事業主証明を作成してもらう必要がある)。
ザイゼン 申請は修了後なんですね。
井戸 講座を途中でやめてしまった場合は、支給の対象外です。
ザイゼン 注意点はありますか?
井戸 “なんとなく”英会話の講座を取ろうとする人がよくいるのですが、それではダメ。賃金アップなどを目標に、「お金を稼ぐ」という視点で資格を選んだほうがいいと思います。
ザイゼン 3年以内に本当に資格が必要になったときに、制度が使えなくなるリスクもありますね。
井戸 制度で一部給付されるとはいえ、受講にはそれなりの費用がかかります。独学で取れないか、講座を申し込む前に一度考えてみましょう。








