商社イメージ5大総合商社はどの大学から新卒採用しているのか?(写真はイメージです) Photo:PIXTA

新卒採用では、人手不足を背景に企業の採用意欲が依然として高く、学生にとって有利な「売り手市場」が続いている。では、こうした状況のなかで、企業は実際にどの大学から学生を採用しているのだろうか。業界別・企業別に2025年「採用大学」ランキングを作成した。今回は三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、住友商事、丸紅の5大総合商社のランキングをお届けする。(文/Diamond WEEKLY事業部 編集チーム、データ提供/大学通信)

2024年は慶應大が4社でトップ
25年はどうなった?

 総合商社は1990年代以降、仲介型ビジネスから事業投資・経営参画型へと転換し、原材料調達から小売りまで関わるバリューチェーンで付加価値を生む存在へと変化した。現在はトレーディングと事業投資に加え、社会課題解決を担う「イノベーションハブ」としての役割も期待されている。

 AI化が進む中、商社パーソンには信頼構築力、不確実性下での意思決定力、構想力、デジタルリテラシーが求められる。採用では新規事業立案型インターンが重視され、構想力や合意形成力、人間力などが評価される。近年は、実務的思考力を持つ理系人材の人気も高まっている。

 2024年の5大総合商社の「採用大学」ランキングでは、三井物産、伊藤忠商事、住友商事、丸紅の4社で慶應義塾大学が1位を占めた。三菱商事は早稲田大学が1位だった。

 25年のランキングでは、こうした傾向に変化があったのだろうか。

5社の共通点は
東京大・京都大+早慶

 総合商社5社の25年のランキングでは、三菱商事は1位が東京大、2位が早稲田大、3位が慶應義塾大、伊藤忠商事は1位が早稲田大、2位が慶應義塾大、3位に東京大と京都大が並んだ。

 三井物産は1位が慶應義塾大、2位が東京大、3位が早稲田大、住友商事は1位が慶應義塾大で、2位に東京大と早稲田大が並んだ。丸紅は1位に慶應義塾大と早稲田大が並び、3位は京都大だった。

 いずれも、採用の中心が「東京大・京都大+早慶」を軸とする構造で共通していることが分かる。特に早慶の存在感は大きく、5社すべてで上位に入り、総合商社の採用において長年続く強さを感じさせる。

*この記事は、株式会社大学通信の提供データを基に作成しています。

【ランキング表の見方】
医科・歯科の単科大等を除く全国765大学に2025年春の就職状況を調査。568大学から得た回答を基にランキングを作成した。上位10位以内の大学を掲載。就職者数にグループ企業を含む場合がある。大学により、一部の学部・研究科、大学院修了者を含まない場合がある。東京大は「東京大学新聞」、京都大は「京都大学新聞」より集計(調査/大学通信)
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