「修正可能なこと」なら、迷わずスタートしよう

見切り発車のさじ加減は難しいところですが、一つの基準として「取り返しがつくものかどうか」で判断することをおすすめします。

例えば、多額の借金を抱えて新しいビジネスプロジェクトを始めるような場合は、言うまでもなく綿密な計画が必要です。一度失敗したら戻れないような事柄には、事前の情報収集が不可欠です。

一方で、旅行やちょっとした計画など、やりながら軌道修正が可能なものであれば、すべてを考え尽くす必要はありません。「試しにやってみて、うまくいきそうなら調整しながら進めよう」というスタンスで十分なのです。

行動を促す秘訣は「まずゴールを決めること」

考えすぎて動けなくなってしまう人が見切り発車で動くための最も良い方法は、「日程(出口)を決めてしまうこと」です。「この日までに動く」「この日から始める」と先に決めてしまえば、全体がそれに合わせて動き出します。

私がよく拝見しているYouTubeチャンネル「脱・税理士スガワラくん」を運営している税理士・菅原由一さんも、動画の中で「YouTubeがうまくいくようになったのは、とりあえず毎日動画を作ると決めたからだ」ということをおっしゃっていました。

「毎日作る」と決めるからこそ、そのためのネタが必要になり、「どうすれば生み出せるか」という発想に切り替わります。これが逆の順番だと、「毎日ネタ切れせずにやれるのはいつからだろう?」と考え始め、結果的に「週1回でいいか」とどんどん行動が後回しになってしまいます。

まずはゴールから決めること。「来月から毎日やる」と決めてしまえば、無理にでもネタを出す方法を考えたり、業者の力を借りたり、会議の時間を設けたりと、必要な手段(発明)が後からついてきます。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。