いわば、自分の“思考キャパ”だ。
「そんなにいろんなことを一気に考えられない…」と感じることがあるように、限りあるキャパを同時にバラ撒いてしまうと、結局どれもが中途半端になってしまう。
大事なのは思考の段階を切り分け、「思考キャパの選択と集中」を徹底することにある。あちらこちらに思考を飛び散らかさず、1つひとつの段階に思考を集中させることだ。それも、自覚的に。
思考の基本モデルは
インプット・ストック・プロセス・アウトプット
明晰なコンサルタントの頭の中では、次のように思考が展開されている。
・「今はインプットの段階、考えるのはまず脇に置いて基礎になる材料を集めよう」
・「一旦、情報は集まった。今はこの情報をうまく加工して、仮説を考え出すことに集中しよう」
・「どうも今ある情報を使い切ってもいい仮説が出ない。インプットが不足していそうだから、もう一度新しい情報を探してみよう」
・「これでいい仮説が出そうだから、伝わりやすい見せ方を工夫しよう」
自分が持てるキャパを、注力すべき焦点に一点集中して注ぎ込むこと。その「思考キャパの選択と集中」が、頭をうまく使いこなすことの第1のコツだ。
では、どのようにすればこの限りある思考キャパをうまく配分し、集中させることができるようになるだろうか?それには思考をいくつかの段階に分解してみることだ。
そこで役立つのが、「インプット・ストック・プロセス・アウトプット」という思考の基本モデルだ。これは単なる考え方の手順ではなく、意識的にキャパを注ぐ対象を切り替えるためのフレームワークとして使うことができる。
たとえるなら、料理をするとき、食材集め、下準備、調理、盛りつけといった各手順に集中するために、それぞれを区切ってスペースや時間を割り当てるだろう。考えることもこれと同じだ。
考えるべき段階を「選択」し
キャパを「集中」させる
(1)インプット(情報収集):まず、この段階では「考える素材を集めること」に思考のキャパを集中させる。必要な情報やデータを徹底的に集めることに特化し、「今はインプットの皿を満たす時間」と割り切ってまだ分析や結論出し(プロセスやアウトプット)にリソースを割かないように意識する。







