英語学習に苦手意識を持つ人は少なくありません。「単語が覚えられない」「文法がわからない」「話そうとすると頭が真っ白になる」――その原因は、努力不足や才能の問題だと思われがちです。しかし実は、英語が話せない最大の理由は“能力”ではなく、“取り組み方”そのものにあります。第二言語習得研究の専門家であり、文部科学省の語学学習アドバイザーも務める川崎あゆみさんが、毎朝5時55分から行っている「1分朝活」で語ったのは、「英語は誰でも、いつからでもできる」という事実でした。

英語が日本語みたいに出てくる人が、最初に捨てた「たった1つのこと」Photo: Adobe Stock

なぜ多くの人は「英語ができない」と思い込んでしまうのか

英語学習というと、多くの人がいきなり難しい単語や文法に手を出してしまいます。その結果、「わからない」「続かない」「自分には向いていない」という感覚が強化されていきます。

私は『奇跡が起きる毎朝1分日記』の著者として、毎朝5時55分から無料の「1分朝活」を行っています。心と行動を整える短い習慣ですが、毎週月曜日はゲスト講師をお迎えしています。
今回のゲストが、川崎あゆみさんでした。

川崎さんは『英語が日本語みたいに出てくる頭の作り方』(日本実業出版社・累計7万5000部)、『思ったことを英語にできる3マス英語』(サンマーク出版)の著者としても知られています。

英語は「難しくするほど」話せなくなる

今回の朝活は、「3マス英語」の実践編でした。やったことは驚くほどシンプルです。
目の前に見えるものを英語で言ってみる。
そこに「It is」や「I like」を組み合わせる。ただそれだけです

川崎さんが繰り返し強調していたのは、「とにかく簡単なところから始めること」。英語は、難しくしないほど口から出てきます。

リスニングは「聞く」より「わかる」が先

もう一つ重要なポイントが、リスニングはリーディングとセットで行うこと
自分がほぼ理解できる英文を読み、その音声を聞く
この順番を守るだけで、英語は「意味のある音」に変わっていきます。
意味のわからない英語を聞き流すだけでは、学習効果はほとんどありません。

翻訳をやめると、英語は自然に出てくる

英語が話せない人ほど、日本語→英語と頭の中で翻訳しがちです。
川崎さんが勧めていたのは、「中間言語を挟まない」発想
今日覚えた単語を、そのまま英語で考え、英語で口に出す
発音も完璧を目指さず、英語特有の強弱を意識するだけで十分だと言います。

英語は「才能」ではなく「設計」で決まる

参加者からは、「久しぶりに英語をやってみたくなった」「映画やドラマ学習をすぐ試したい」という声が多く寄せられました。英語は、特別な人だけのものではありません。

小さく、簡単に、自分の生活と結びつける。
その設計さえ間違えなければ、英語は誰にでも身につけられる。
今回の朝活は、そのことを体感できる時間でした。