どこかに、あなたが緊張しないで、リラックスして癒やされる関係になれる人や世界があると思うから。まだ出会えていないだけなのです。

物事のプラスとマイナスは表裏一体
心が安定するとプラス思考になる

 実は、どのような物事にもプラスとマイナスの両面が必ずあります。これまで述べてきたように、人とかかわることは嫌で苦手で生きづらいと考えるとマイナスですが、これまで解決できずにいた子どものときからの課題を解決するチャンスととらえるとプラスです。

 コロナ禍、外出しないことや人に会わないことが勧められました。それがとてもつらかったという人と、反対に、堂々と家にこもって、人と会わなくていいことで気持ちがハレバレした人たちもいました。

 相田みつを氏の「しあわせはいつもじぶんのこころがきめる」という名言があります。これは、自分が幸せかどうかは、他の誰かが決めることではなくて、自分の心だけが決められる、ということです。そして、例えば、「友達がいない」ことを他の人はマイナスととらえるかもしれないけれど、友達がいないからこそ傷つけられることがなくて幸せだと「私が思えば」プラスなのです。

 だって、本当にこれまで友達だという人に傷つけられてきたのですから。幸せになるコツは、物事の両面を見ていくような思考過程を身に付けながら、必ずプラスのとらえ方をするようにしていくことです。

 いつも不安でマイナスばかりを見てしまうと不幸になり、いつもプラスのほうだけを見ていくと幸せになるのです。幸せになるために、プラス思考で考えるように自分をコントロールしてみてください。

 そうは言ってもこれまでマイナス思考で自分を守ってきたのですから、簡単にプラス思考に切り替わることは難しいと思います。

 でも、人間の脳は可塑性があり、環境によって修復されることがわかっています。ですから、今まではマイナス思考でいたけれど、あなたがプラス思考でいようと努力し、これまでのマイナス思考よりもプラス思考でいる体験(回数)が増えてくれば、脳はパソコンと同じようにあなたの思考過程をマイナスからプラスに上書き保存します。