「仕事のキャパが10倍になった」「圧倒的に悩む時間が減った」
そんな感想が届いているのが、木下勝寿氏のベストセラー『売上最小化、利益最大化の法則』『時間最短化、成果最大化の法則』『チームX』『「悩まない人」の考え方』の強力4部作だ。なかでも「飛び抜けて面白い必読の一冊。心から「買い」!!」と絶賛されているのが、『「悩まない人」の考え方』。「ここ20年以上、まともに悩んだことがない」という著者が一生悩まない最強スキル30を初公開した。ゴールデンウィークを迎え、何かと悩みは多い時期。今回はライターの小川晶子氏に、読者に役立つ視点から鋭く読み解いてもらおう。(構成/ダイヤモンド社・寺田庸二)
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腹立たしい事件に感情が乱される
SNS、ネットニュースなどを日々見ていると、理不尽な事件、腹立たしい事件の情報が飛び込んでくる。
「いじめに誠実に対応しない学校はおかしい」
「不正があったなんて許せない」
SNS上の反応を見たり、追加情報を探したりしていると、あっという間に時間が経ってしまう。
そしてネガティブな感情にとらわれる。
心の平穏を保つには「そんなの見なければいい」と言われる。
「取り入れる情報をコントロールしたほうがいい」というのはその通りなのが、どうしても気になって見てしまうのだ。
これは現実の生活に影響を及ぼしているので、悩みの1つだった。
あるとき、「なぜ世の中こんなにひどいことばかり起きるのか」と落ち込んでいると、『「悩まない人」の考え方』が目に入った。
北の達人コーポレーションの木下勝寿氏が「一生悩まない最強スキル30個」を紹介している本である。
この中の「全部自責思考」を知って、ものすごくラクになった。
「世の中で起きていることに対して感情が乱される悩み」がほぼ消えたと言ってもいい。
「全責任は自分にある」と考えれば悩まない
多くの人は、出来事には「自分に責任がある場合(自責)」と「他人に責任がある場合(他責)」があると考えている。
そして、比率は異なるが、一部の出来事を「自責」、一部の出来事を「他責」として解釈する。
木下氏はこれを「他自責混在思考」と呼んでいる。
まったく責任をとろうとしないように見える人も、すべてを他責で捉えているわけではないので、他責幅が広い「他自責混在思考」である。
「あいつの責任だ、あいつに責任を取らせなくてはならない」と思うと、大きな悩みになる。
一方、悩まない人は「全部自責思考」だという。
「全責任は自分にある」と考えるのだ。
そんなことがありうるのだろうか?
遠くの学校で起きたいじめも、別の地域で起きた不正も、自分に責任があるのだろうか?
答えはイエスだ。
責任を取るとは、罰を受けることではない
「全部自責思考」には、2つのポイントがある。
1.「原因」と「責任」を分けて考える
「全部自責思考」では、出来事の原因が自分にあると考えるわけではない。
自分が原因であろうとなかろうと、責任はとにかくすべて自分にあると考える。
2.「責任を取る=問題を解決する」と考える
「他自責混在思考」の人は、「責任を取る=罰則を受ける」と考えている。
それに対して「全部自責思考」の人は「責任を取る=問題を解決する」と考える。
責任を取る行為とは、問題を解決したり再発防止策を打ったりすることである。
「全部自責思考」でいくと、遠い場所で起きた事件も自責で考えられる。
たとえば政治家になって対策を講じるなど、問題解決に動くことが可能だからだ。
ただし、これは「意志」なので、やるかやらないかは別問題。
「自分に責任があるが、やらないと決めている」というのが現実だ。
自分のキャパと実力に応じて、どこまでの範囲で責任を果たすかは、自分次第である。
私は、「自分の会社」で起きたことはすべて自分の責任と考えるし、全責任を果たすと決めている。
そして自分と直接接点があることに関しては、なるべく自分が責任を取ろうとしている。そこは個人ごとに無理をする必要はない。
(『「悩まない人」の考え方』p.238)
私は遠くの学校で起きたいじめに責任があるが、自分の意志で責任を取ろうとしていないのだ。
そうであるなら「学校が悪い」「この政治家が悪い」と怒ってばかりいるのはおかしい。他人に責任をおしつけていることになる。
むしろ、情報を発信している人や、対応を頑張っている人など実際に責任を取ろうとしている人たちに感謝の気持ちがわいてくる。
そして、今後、自分が責任を取る範囲を少しずつ広げていきたいと思う。
こういう心持ちでさまざまなニュースに向き合うようになったら、ネガティブな感情の波に飲み込まれなくなったのだ。
理不尽なニュースに感情を乱されるという悩みを持っている人は、ぜひ試してほしい。
(本稿は『「悩まない人」の考え方――1日1つインストールする一生悩まない最強スキル30』に関する書き下ろし記事です。)








