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子どもを何度叱っても問題行動がなくならないという悩みを抱える親は少なくない。そんな時、親はどう対応すべきなのだろうか。この本を紹介したX投稿が1.1万いいね、800万インプレッション超を記録し、親たちの共感を集めた佐々木正美氏の「答え」とは?※本稿は、児童精神科医の佐々木正美『この子はこの子のままでいいと思える本』(主婦の友社)の一部を抜粋・編集したものです。
親がしかるほど
子どもは不安定になる
以前、ある親子がわたしの診察室を訪れました。その子はいわゆる学級崩壊の原因になっている子で、授業中に歩き回る、走り回る、周囲の子にちょっかいを出す、先生に注意されると暴れだすなどの問題行動を繰り返し、親にも先生にもしかられすぎていました。
診察室でも落ち着きなく体を動かすので、ご両親は厳しい顔で子どもを押さえつけていました。わたしは「1週間でいいので、この子をしからないでいてあげてください」とご両親にお伝えしました。
するとお父さんは驚かれて、「しかっても、しかっても、しかっても、このありさまです。しからなかったら、いったいどうなると思うんですか?」とおっしゃいました。
わたしは、「この子も、あなたにしかられるのをがまんしているんです。であれば、あなたも一度、しかるのをがまんしてみてはいかがですか」と答えました。
お父さんはびっくりした顔をされましたが、すぐ冷静になって「先生は厳しいですね。がんばってみます」と約束してくれました。







