「そろそろやったら」なんて言うだけでは、なかなか始めないでしょうね。大きな声を出してしかりつけてやらせる、というのもまちがいです。お母さんが隣に座って、勉強を見てあげるのがいちばんいいのです。お母さんは隣にいるだけで、家計簿をつけたり手紙を書いたりするのでもかまいません。妹さんもいっしょに並び、お絵描きをさせましょう。
テーブルを3人で囲んで「みんなで勉強しよう」と言えば、「イヤではない」くらいの気持ちで宿題にとりかかれるものです。
「親が手伝ってあげたら、自分でやろうという気持ちが育たないのでは?」と言う人もいますが、わたしはそうは思いません。妹はテレビを見ているのに、自分だけお母さんにガミガミ言われ、ひとりで机に向かわなくてはならない状況を考えてごらんなさい。「小学生になんてならなきゃよかった」「勉強なんて嫌い」という気持ちになってしまいます。勉強はつまらないもの、がまんしてやらなくてはいけないものだと思い込むでしょう。
大事なことは、「勉強がイヤではない」という気持ちを育てることです。それさえできれば、時期がきたらひとりでも勉強します。中学生や高校生になれば、親が手伝おうにも手伝えませんから、せいぜいそれまでの話です。
テレビの見すぎも心配していらっしゃいますが、これも同様の方法で解決できますよ。つまり、テレビを消して、みんなでボードゲームやトランプをするのです。
わが家ではよく、家族みんなでトランプをしましたよ。絵本もたくさん読んであげました。テレビを規制したことはありませんでしたが、誰もテレビを見たいとは言わないのです。お母さんやお父さんといっしょに遊ぶことのほうがずっと楽しいからです。
小学生になれば本くらい自分で読めますが、「テレビを見てないで本でも読みなさい」と言ってもダメなんです。でも「本を読んであげるから、こっちに来ない?」と言えば、喜んでやってくるでしょう。下の子もいっしょに楽しめる本を読んであげてください。







