気がつくと、1日があっという間に過ぎ去っているあなたへ。
人生は、思っているよりもずっと短い。限られた時間を「自分第一」で生きるためにはどうしたらいいのだろうか?
その答えが、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』(クリス・ギレボー著、児島修訳)にある。本稿では同書から特別に一部を公開する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲)

「この人とは長く付き合える」と思われる人の“たった1つの習慣”Photo: Adobe Stock

「長く付き合える人」の特徴

「この人とは長く付き合える」と思われる人には、ある共通点がある。
それは、性格の良さでも、気配りの上手さでもない。

“変化を止めない人”である。

多くの人は、人間関係を安定させようとして、自分を変えない。
だが実際には、変わらない人ほど、関係は少しずつ歪んでいく。

なぜなら、人も環境も、常に変化しているからだ。
だからこそ重要なのは、「変わろうとすること」を一度きりの決断で終わらせないこと。

日常のなかで、小さく変化を起こし続ける“習慣”にすることだ。

何でもいいから変化を起こそう

変化を起こすのは何でもいいのだ。
「人生に変化を起こす」有効性について、こんなに面白い研究結果がある。

経済学者のスティーブン・レヴィットは、仮想的なコイン投げを用いた実験によって、人生に大きな変化を起こすことの影響を調べた。
実験では、「仕事を辞める」「恋愛関係を終わらせる」などの決断に迷っている被験者に、コイン投げの結果に基づいて決心するよう促した。
2か月後と6か月後に追跡調査を行ったところ、人生に変化を起こした人は、コイン投げが決断に影響を与えたかどうかにかかわらず、幸福度が高かったことがわかった。
この研究は、人は大きな決断に対して慎重すぎる傾向があること、大胆な変化を起こせば幸福度が高まる可能性があることの2つを示し
唆さしている。
ここでいう変化とは、どんなことを指しているのか? 少なくとも最初のうちは、どんな変化でも構わない。変化を起こすことに慣れ、それを不慣れなことや恐ろしいことではなく、普通のこととみなせるようになることが目的だ。
もちろん、変化はどれも同じではないし、順調に進んでいる物事でもすべて変えるべきだというわけでもない。
それでも、あなたの人生には変えたいと思うような大きなことが1つくらいはあるのではないだろうか。
まずは、その変えたいことに注意を向けてみよう。

――『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』

結局、人間関係が続くかどうかは、相性では決まらない。
変化に向き合えるかどうかで決まる。

関係は放っておけば自然に続くものではないし、
「今のままでいい」と思った瞬間から、ゆっくりと崩れていく。

だからこそ、どんなに小さくてもいい。
考え方でも、行動でも、関わり方でもいい。

“昨日と同じままではいない”こと。
それを続けている人だけが、
「この人とは長く付き合える」と思われる。

(本稿は、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』の発売を記念したオリジナル記事です)