春と秋が消えた「二季」のいま、なんだか調子が出ないこと、ありますよね。そんないま大きな注目を集めているのが「薬膳」です。でも「薬膳ってまずそう」「めんどくさそう」と思っていませんか? 『あした元気になれる二十四節気の薬膳カレンダー』(ダイヤモンド社)では、伝統的な薬膳の知恵を現代のライフスタイルに落とし込み、誰でも気軽に試せる身近な食材を使った食べ方を提案。地球温暖化があっても変わらない、太陽の動きに合わせた暦「二十四節気」を軸に、季節ごとの食の知恵を紹介していきます。

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疲れからくるクマやむくみをとり、全身をツヤツヤに

 4月を過ぎる頃になると、目の下にクマができていたり、顔がむくんで重たそうに見える人が増えてきます。新しい生活が始まり、慣れない環境や緊張で疲れがたまりやすい時期です。睡眠不足が続くとめぐりが滞り、顔色がくすんで見えるようになることも。

 この状態が続くと、疲れが顔に出てしまい、老けた印象につながりがちです。

 まずはめぐりを整えて、体の中をスムーズに気、血、津液が流れるような食事を意識しましょう。毎日、できる範囲でおすすめ食材を使ったメニューを取り入れるだけでも見た目は少しずつ確実に変わってきます。

清明の「美」を整える食材

 ▼新玉ねぎ…血のめぐりを整えて滞りをなくし、顔色をよくする
 ▼ひじき…余分な水分を流す。豊富に含まれる鉄分やミネラルが髪のツヤ感にも効果的
 ▼いちご…甘酸っぱさが気分をキュッと整え、香りが気持ちをリフレッシュさせる

ひじきの煮物

 ひじきは、体の余分な水分や老廃物を流す働きがあり、むくみやクマの改善に役立ちます。
 薬膳では「黒い食べ物は腎を養い髪をつややかにする」と考えます。ひじきはその代表格。
 続けて食べていると、髪にハリとツヤが戻り、若々しい印象が取り戻せます。

いちごヨーグルト

 いちごに含まれるビタミンCは、肌の生まれ変わり(ターンオーバー)を助けてくれます。
 市販のいちごヨーグルトでも、いちごに無糖ヨーグルトをかけて食べてもOK。
 発酵食品のヨーグルトを合わせることで、便通が整い、ダイエットにもつながります。
 美を育てる“腸活デザート”です。

新玉ねぎと
ひじきのチャーハン

 新玉ねぎで“めぐり”をよくし、ひじきで“水のめぐり”を整える、春にぴったりの美のチャーハンです。
 乾燥ひじきが面倒なときは、水煮ひじきを使えばあっという間に作れます。
 忙しいときは具材を増やしすぎず、シンプルに仕上げてOK。
 体が重い日でも食べやすい“春のめぐりチャーハン”が完成です。

【作り方】
 ・フライパンに油を熱し、みじん切りの新玉ねぎをしんなりするまで炒める。
 ・水煮ひじきを軽く洗って加え、香りが立つまで炒める。
 ・溶き卵を流し入れ、大きく混ぜて半熟状にする。
 ・温かいごはんを加え、全体をよくほぐしながら炒める。
 ・しょうゆまたは白だし、塩、こしょうで味を調える。
 ・最後にごま油を少しだけまわしかけ、香りをプラス。
 ・器に盛り、お好みで白ごまをふると風味がアップ。
 ・小ねぎを散らすと全体のめぐりがさらによくなる。

※本稿は『あした元気になれる二十四節気の薬膳カレンダー』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。