関学大は「駅近」の西宮キャンパスを構え
学生のやる気もUP
2019年、関西学院大学の法科大学院キャンパスは上ヶ原から阪急西宮北口に移転した。これまで最寄り駅からバスで20分かかっていたのが、阪急甲東園駅から徒歩1分となり、三宮駅、梅田駅からも乗り換えなしで通えるため、利便性が格段に良くなった。
それが功を奏したのだろうか。司法試験合格率が2017年10.7%、2018年10.4%とどん底だったのが、2021年には29.4%まで回復し、以後、だいたい20%台をキープしている。
2024年司法試験合格者の女性が語る。
「私が関学ロースクールに入学を決めたのは、奨学金制度が充実していたことと、阪急西宮北口駅から徒歩1分で学校に到着することが出来るという学校の立地が魅力的であったことにあります。(略)最近上ヶ原キャンパスから西宮北口キャンパスに移転したため、とても綺麗で新しい設備が整っています。
1人に1つのキャレルとロッカーがあり、資料室で調べ物をしたり、ラウンジで休憩をすることもできます。また、関学ロースクールの周りには、西宮ガーデンズ等の商業施設がある点も施設が充実している点です。勉強で疲れた時には、商業施設を歩いて気分転換することもできますよ」(法科大学院ウェブサイト)
ロケーションは大学が思っている以上に大切なのかもしれない。
2024年は在学中の合格者が1人いる。
司法試験予備試:受験40人 合格1人(3年1) 合格率2.5%(2024年)
同志社大法科大学院を出た
男性は狭き門のさらに奥へ
2021年に同志社大学の法科大学院を修了した男性は、京都地方裁判所の刑事部で合議事件の進行管理や起案、身柄事件の処理や事務といった業務を担当している。
「現在任されている「左陪席裁判官」はキャリアの浅い裁判官が努めることが一般的ですが、裁判官の原則は「独立」であり、若手がベテラン裁判官におもねるような風潮はありません。立場にとらわれず自由に意見を言い合える点こそ、裁判官という仕事の特徴だと思います。
(略)裁判官の業務は法律の知識がダイレクトに問われるので、法科大学院時代にしっかりと勉強したことが今に活きています。当時のノートを見返して、実務の判断材料にすることもあります」(大学ウェブサイト2024年1月当時)
司法試験予備試験:受験91人、合格4人(3年1、4年3)、合格率4.4%(2024年)
法科大学院発足からの司法試験累積合格者数は693人、累積合格率は49.3%となっている。







