彼は高校野球で通算最多とされる140本塁打を記録。アメリカへの進学が決まった際に、「野球だけで決断したわけではありません。自分自身の人生観として、『一瞬の喜びではなく一生の喜びを』という考えがあります。野球だけでなく学業にもこだわっていました」と明確なビジョンを持っています。

「誰もやったことのないことに挑戦したい。最終的なゴールは(大リーグで活躍する)菊池雄星選手や大谷翔平選手と同じ舞台」と自身の夢を明確に語っています。

 彼は、目先の目標達成ではなく「一生の喜び」という大きな目的に向かって、野球以外にも時間を投資していました。アメリカの大学野球では学業で一定成績を収めないと試合に出場できず、多忙な中で「自ら動く」自己管理が求められます。

 これは、休日を平日の穴埋めではなく、自身のビジョンを明確にし、その実現に必要な力を養う時間として使うことの重要性を示しています。

 次の休日は、「穴埋め」の日ではなく、「未来の自分に出会い、本当の目的を再確認する特別な日」にしてみませんか?

 忙しさの中で失いかけていた自分自身を取り戻し、自分が本当に望む人生のビジョンを鮮やかに描き直す時間として、意識的に「余白」をつくってみましょう。

 行動のハードルを下げるために、まずは休日の朝の10分だけ、紙やスマホのメモにあなたが実現したいビジョンを自由に書き出してみてください。短時間でもこの小さな行動が、あなたの人生を前進させる大きなきっかけとなります。

未来の自分と対話をすれば
やるべきことが見えてくる

 ビジョンとは、未来に“こう在りたい”という自分の理想の姿や状態のことです。たとえば、「自分の専門性で信頼され、週に1日は家族と過ごせる働き方」とか、「心身に余裕を持ちながら、挑戦を続けられている自分」など――数字では測れないけれど、その状態にいる自分を想像すると、心がふっと軽くなる。そんな“感覚ベースの未来像”のことです。